奈良女子大学・近鉄文化サロン阿倍野連携<共催講座>


平成29年4月に株式会社近鉄百貨店と共同で文化事業を実施するための協定を結びました。その協定に基づき、共催で講座を開催することになりました。平成30年度後期は、文学部言語文化学科による講座を開催いたします。


驚きのことばの世界 〜日本語の常識と非常識〜

このシリーズでは、ことばをめぐる「常識」という名の思いこみを、学問的な方法を用いて分かり易く解きほぐし、ことばに関する新たな知見や魅力をお示したいと考えています。

・開講日時  2018年11月10日(土)10時30分―12時
・題  目  漢字の由来のウソ、ホント
・講  師  尾山 慎
(文学部 言語文化学科 准教授)

・開講日時  2018年12月 8日(土) 10時30分―12時
・題  目  ことばの履歴を遡る 〜その怪しさと魅力〜
・講  師  鈴木 広光
(文学部 言語文化学科 教授)

・開講日時  2019年 2月 9日(土) 10時30分―12時
・題  目  ことばの世界のアウトロー
・講  師  今野 弘章
(文学部 言語文化学科 准教授)

・開講日時  2019年 3月 9日(土) 10時30分―12時
・題  目  関西方言は最強の方言か?
・講  師  尾山 慎
(文学部 言語文化学科 准教授)

・会  場  近鉄文化サロン阿倍野
        (大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階)


・受 講 料  各1回 会員 1,188円、一般 1,620円


<お申込み・お問合せ>
  近鉄文化サロン 阿倍野
      ・〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階
      ・TEL 06-6625-1771
       (受付時間)9:45〜20:00(日曜・休講日は9:45〜17:30)
        ※休講日 9/29(金)、9/30(土)、10月29日(月)〜10月31日(水)、
            11月29日(木)、11月30日(金)、12月29日(土)〜1月5日(土)、3月31日(日)
        ※12月29日(土)〜1月2日(木)は受付業務休業

<講座概要>

・講  師  尾山 慎:文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 准教授
・タイトル  漢字の由来のウソ、ホント

  漢字の由来である「字源」は、日本・中国でいつの世も話題になってきました。たとえば流行語にもなった「絆」は、「糸」の端と端とを互いに「半」分ずつもっているから「きずな」なのだそうです──が、果たして本当なのでしょうか。そもそも本当の字源はわかるのでしょうか。字源をめぐる諸説を紹介し、その是非や意義を考えます。


・講  師  鈴木 広光:文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 教授
・タイトル  ことばの履歴を遡る 〜その怪しさと魅力〜

  言葉の由来というのは人をとても惹きつけるようで、様々な語源説が巷に溢れています。中にはこじつけの類も少なくありませんが、思いつきを斥けて、適切に筋道を立てて証明された日本語の履歴は、かつてそれを用いた人々の生活や心のありようを明らかにします。ことばの履歴を遡ることの魅力に触れてください。


・講  師  今野 弘章:文学部 言語文化学科 ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース 准教授
・タイトル  ことばの世界のアウトロー

  日本語や英語の文法から「はみ出して」いる?例えば、美味しいものを食べて「やばいうまい」と言うこと。例外的表現の世界は、文法という規則性とは無縁、無秩序だと思ってしまいがちではないでしょうか。しかし、例外的表現には例外的表現なりの秩序が潜んでいます。それが分かった途端、あなたも例外の虜!・・・かもしれません。


・講  師  尾山 慎:文学部 言語文化学科 日本アジア言語文化学コース 准教授
・タイトル  関西方言は最強の方言か?

  「あんたら、めっちゃ訛ってるやん」神戸出身の学生が、会話している山口出身の二人の学生にかけた言葉です。いわれた二人は思わず笑って言い返しました──「あんたの大阪弁もたいがい」。言い返された学生は「大阪弁ちゃうし、神戸やし」。自覚されない訛り、他者からみた関西弁とは?──普段意識しない関西方言の世界にご案内します。


    

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター