<公開講座の様子/平成30年11月17日>

『講座名』 「放射線の社会的利用と原子力発電法を考える」
『講 師』 林井 久樹(理学部 数物科学科物理学コース 教授)
       蜂谷 崇(理学部 数物科学科物理学コース 助教)


『公開講座風景写真』


理学部の後期公開講座は理学部数物科学科物理学コースの林井久樹教授と同コースの蜂谷崇助教による連続講座でした。
蜂谷助教からは「放射線利用を考える〜中性子と使ったインフラ撮影」と題して、自身の研究テーマである宇宙のために調べていた放射線を利用して、コンクリートの劣化を見つける新技術について解説されました。林井教授からは「新しい原子力発電の可能性を考える」と題して、現在のエネルギー事情、ウラン原子力発電の仕組みと課題、トリウムを用いた原子炉の原理や利点、その実際などについての解説がありました。


『受講者アンケートより』


・本日の講座は初めての事ばかりで、大変勉強になりました。原子力発電の勉強をしてみようという気持ちになりました。
・研究されていることが社会とどうつながっているかがわかって良かった。むつかしいお話でしたが原子力利用の一端がわかりました。
・素人にも良く理解できる内容でした。また大変勉強になり、知識の深化が進みました。トリウム発電の早期実現を祈ります。
・中性子線がインフラの非破壊検査に利用できることを興味深く聞きました。人類の得た原子核の知識が原子力発電以外の応用に利用できるのはすばらしいことだと思います。トリウムを用いた発電については初めて知りました。本を読んでみようと思います。ウラン発電で発生した不要な核の粉砕の方法があることを知ることができよかったと思います。希望がもてました。

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター