国立大学法人 奈良女子大学 生活環境学部・大学院

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情報衣環境学科

目的

 ライフスタイルの変化や高齢者の増加、地球温暖化や情報化の進展など、現代社会はめまぐるしく変動しています。その中で、人間にとって最も身近な環境を形成し、活動を支える衣環境に関する学問の重要性が増しています。時代の要請する安全で快適な衣環境の構築を目指して、衣環境素材としての高分子や繊維集合体、アパレルの設計と生産、コンピュータ支援ファッションデザインやウェアラブルコンピュータなどのフロンティア技術、並びに衣の管理と再利用について教育・研究を行います。そして、快適でセンスの良い衣環境をつくりだす能力を身に付けた人材の養成を目指します。

学べること
教員一覧
卒業研究の一例
進路と資格
4年間のスケジュール
学生生活
学生の声

学べること

 衣環境学コースでは、衣服を素材・デザイン・感性・管理の面から生活者の視点で探究します。まず,衣環境素材としての高分子や繊維集合体の特性、並びに布の高機能化について学習します。次にアパレルの設計と生産に関する知識、並びにコンピュータ支援ファッションデザインやウェアラブルコンピュータなどのフロンティア技術を学びます。さらに,衣の管理や再利用を合理的に行うための知識と理解を深めます。また、卒業要件単位以外に関連科目の単位を修得すれば、中学校および高等学校第1種免許状(家庭)、学校図書館司書教諭および学芸員の資格をとることができます。また、コースの学習内容と関連して、繊維製品品質管理士(TES)認定試験、ファッションコーディネート色彩能力検定、カラーコーディネーター検定などに挑戦するようサポートします。

 生活情報通信科学コースでは、情報通信技術をライフ・コンピューティングという観点から理解し,生活者を支援する手法として習得します。まず、情報倫理やセキュリティ、プログラミングやデータベースと数学の基礎について学習します。次に情報理論や計算機アーキテクチャ、ネットワークやヒューマンインタフェイス等の基礎専門分野を学びます。さらにマルチメディアやソフトウェア工学、プロジェクト管理等の実践的応用についての知識と理解を深めます。また、卒業要・薯P位以外に関連科目の単位を修得すれば、高等学校第1種免許状(情報)、学校図書館司書・ウ諭および学芸員の資格をとることができます。先端ITコースのカリキュラムは国家試験である情報処理技術者試験の基礎と応用に深く関連するため、これらの試験に挑戦するようサポートします。

教員一覧

<衣環境学コース>
黒子 弘道 教授 [→研究者総覧]

専門分野 高分子構造、固体核磁気共鳴法
主な担当科目 繊維状材料性能論、高分子材料学

衣服の基本となる繊維の構造を原子・分子レベルで解明することは、新たな性能・機能を持つ繊維の開発や繊維の改良に繋がるため、大変重要です。この繊維の構造と性能・機能との関係を固体NMR等の測定と共に計算化学(量子化学計算)も併用して明らかにしています。また、この計算化学を用いて研究するための方法も開発しています。

吉田 哲也 教授 [→研究者総覧]

専門分野 機械学習,データマイニング
主な担当科目 アパレルデザイン実習、アパレル感性工学

私たちの日常生活をより豊かなものにするために、計算機や情報技術を用いて、衣環境などに関連する様々なデータから隠れている関係や性質を見つけ出して活用するための研究を行っています。特に、膨大なデータに押し流されてしまわないように,データの関係に着目して新たな知識を見つけ出す研究を行っています。

才脇 直樹 教授 [→研究者総覧]

専門分野 ウェアラブルインタフェース
主な担当科目 ウェアラブルインターフェイスデザイン論

原田 雅史 准教授 [→研究者総覧]

専門分野 コロイド化学、界面化学
主な担当科目 生活界面化学、洗浄科学

高分子や界面活性剤を分散保護剤として用いて溶液中で機能性ナノ粒子の合成を行い、ナノ粒子の内部構造や構造形成のメカニズムを解明する研究をしています。また、近年グリーンな反応溶媒として注目されている超臨界流体やイオン液体中で、界面活性剤の形成する反応場を利用して新規機能性材料の開発に取り組んでいます。

米田 守宏 准教授 [→研究者総覧]

専門分野 被服材料学、繊維工学、家政学
主な担当科目 生活材料物性学、アパレル工学

高品質で着心地のよい衣服を設計/製造するためには、テキスタイル材料(布)の性質・性能を適切に評価する必要があります。当研究室では、衣・桙フ快適性に関わる布の力学特性・表面特性および風合い、布の接触冷温感・熱伝導率などについて研究を行っています。

佐野 奈緒子 准教授 [→研究者総覧]

専門分野 繊維表面科学
主な担当科目 生活材料物性学

健康で快適な衣環境を構築するための素材を開発するために、表面分析を中心とした科学的分析手法を用いて古代から現代にわたるあらゆる種類の材料を研究対象として分析を行っています。主にテキスタイルに使用される材料の性質、性能を理解することにより生活環境の向上および衣料の次世代へ受け継ぐための長期保存方法に取り組んでいます。

佐藤 克成 講師 [→研究者総覧]

専門分野 システム情報学、触感情報学
主な担当科目 デザイン情報論、生活と感覚計測論

快適な衣服の設計指針を得るために、触り心地を記録し再生する技術を用いて、着心地の良さを感じるメカニズムを研究しています。また、エンタテイメントや医療・介護の支援を目的に、バーチャルリアリティの技術によって人の情動性を拡張する、もしくは健康状態を管理する衣服の開発に取り組んでいます。

橋本 朋子 助教 [→研究者総覧]

専門分野 高分子化学、生体材料
主な担当科目 繊維材料化学、論文講読演習

「繊維の女王」と呼ばれるシルクをベースにして、QOL(Quality of life;生活の質)を向上させうる材料の開発に取り組んでいます。元々シルクがもっている優れた性質を維持したまま、形状記憶や抗菌、創傷治癒能などプラスの機能もったシルクを環境への負荷が少ない方法で作製する研究を行っています。

安川 涼子 助教 [→研究者総覧]

専門分野 染色科学、色彩科学、工芸染織、質感情報学
主な担当科目 情報衣環境概論、生活と科学

生活に必須な繊維製品の素材、素材を染める色素、染められた衣類の色や風合いから受ける感性的効果に着目して研究しています。人間の感性は視覚や聴覚だけでなく、触覚・味覚・嗅覚を加えた五感を通じて得られた刺激が脳に総合的に集約され、その応答として表れる現象です。これらが日常生活にどのような影響を及ぼすのかに興味を持っています。

<生活情報通信科学コース>
松本 尚 教授 [→研究者総覧]

専門分野 計・Z機アーキテクチャ、オペレーティングシステム、並列分散処理
主な担当科目 計算機アーキテクチャ論、計算機ネットワーク

高性能、高コストパフォーマンス、低消費電力といった特性はもちろん、高可用性や耐故障性をも兼ね備えた高い信頼性を持つ情報通信基盤システムの研究開発を、ハードウェアとソフトウェアを問わずに行っています。現在の研究の中心は、次世代オペレーティングシステムと基盤システム用の汎用要素プロセッサの開発です。

駒谷 昇一 教授 [→研究者総覧]

専門分野 教育工学、ソフトウェア工学
主な担当科目 情報セキュリティと法務、生活と情報倫理

現代の生活にはインターネットやスマートフォンが不可欠となっておりますが、一方で個人情報の漏洩などサイバー犯罪が増え続けています。情報社会で生きるためにはそれぞれの段階においてどのような教育が必要なのか、どのような情報に関するスキルを身に付けている必要があるのかを研究しています。

城 和貴 教授 [→研究者総覧]

専門分野 並列計算機アーキテクチャ、自動並列化コンパイラ、ニューラルネット、画像処理
主な担当科目 情報理論、マルチメディア情報工学

ICTを利用したスマートヘルスケアナビゲーションシステムの開発を行っています。心拍計等のバイタルセンサから生体情報をスマホで受け取り、インターネット経由でクラウドに送信します。クラウドでは知識ベースを使った知識処理を行ない、利用者に健康のレコメンドをメール等で送信します。

鴨 浩靖 准教授 [→研究者総覧]

専門分野 ソフトウェア科学、数理論理学
主な担当科目 アルゴリズムとデータ構造、離散数学

一般の距離空間などでの計算可能性」というテーマで研究を行なっています。「計算可
能性」とは、「計算できること」を数学的に定義したものです。「計算可能性」が厳密に
議論できるようになったのは、ここ100年ほどのことです。私たちの研究は、数学のあらゆる分野を計算可能性でとらえなおす研究の一環です。

新出 尚之 准教授 [→研究者総覧]

専門分野 数理論理学(論理プログラミング)、計算機科学
主な担当科目 論理回路論、言語処理系論

自分で考える力を持つコンピュータの実現を目指して、知識をコンピュータ上で表現したり、推論を行ったりするメカニズムについての研究をしています。特に、自ら状況を判断して、目標を達成するための行動を推論で決められるようなロボットの思考や学習の方式の開発に取り組んでいます。

高田 雅美 講師 [→研究者総覧]

専門分野 逐次・並列アルゴリズム、ユビキタスコンピューティング
主な担当科目 データベース論、データベース演習

数学で習う計算公式をコンピュータで高精度に実行させるための研究をしています。高精度と・ヘ、性能の高い計算と高速な計算のことです。コンピュータでは、計算の順序(アルゴリズム)によって、精度が変化します。また、コンピュータの設定によって、精度が違います。このことを踏まえて、より高精度に数学を計算させるアルゴリズムを開発しています。

卒業研究の一例

衣環境学コース

デリケート衣料の水系洗濯への超音波の利用

 羊毛等のデリケート衣料は、水で洗濯すると損傷します。そのため溶剤洗濯(ドライクリーニング)をしますが、溶剤の使用は環境負荷や人体安全性、汗汚れがとれにくいなどの問題があります. 洗剤水溶液中で布を動かさずに超音波をあてて洗浄したところ、殆ど損傷が起こらず、かつ、汚れがよく落ちることが確認できました。

シルクフィブロインの形状記憶処理法の確立

 高温高圧の水蒸気で処理することでシルクフィブロインのタンパク質二次構造を変えることができます。固体NMR測定などの手法を用いて二次構造の変化を詳細に解析し、明らかになった二次構造と形状記憶性との関係を調べました。

マイクロ波加熱を用いたCoOおよびNiO酸化物ナノ粒子の迅速合成

 酸化物ナノ粒子は、独特の電気的・磁気的特性からさまざまなデバイスに応用されている。そこで本研究では、マイクロ波急速加熱によりオレイルアミンやトリオクチルホスフィンオキシドに保護された酸化物ナノ粒子(NiO, CoO)を合成し、合成反応条件がナノ粒子の粒子径、結晶構造や分散安定性に与える影響について考察した。

生活情報通信科学コース(旧理学部情報科学科)

近代デジタルライブラリの自動テキスト化

 現在OCRと呼ばれるアプリで画像から文字を読みだすことができるようになっているが、その対象は規格化された現代の活字であるため、国立国会図書館が提供している明治〜昭和初期の近代デジタルライブラリに適用することはできない。本卒業研究では規格化されていない近代活字を読み取る方式を提案する。

プリシェイピングを利用したVR用I/Fの開発

 バーチャルリアリティの中で利用者が3Dオブジェクトを操作する場合、特殊な入力装置を使うことが多いが、一般の人にはそのような装置を自由に扱うことは困難である。本卒業研究では、プリシェイピング(事前動作)と呼ばれる人間の行動特性を利用したVRのインタフェイスを特殊な装置を使うことなく実現する。

進路と資格

 繊維・アパレル・ファッション・染色加工・洗剤・クリーニング・流通・家電・自動車・ロボット・情報・電気・福祉・アミューズメントなどと関連した企業、繊維製品品質評価機関、教育機関、行政機関、大学院への進学等への道が開かれています。

取得できる資格

衣環境学コース
☆中学校・高等学校の家庭科教員免許(一種)

生活情報通信科学コース
☆高等学校の情報科教員免許(一種)

学科共通
☆学芸員
☆学校図書館司書教諭

4年間のスケジュール

  1回生 2回生 3回生 4回生
前期
(4〜8月上旬)

共通科目

4月:
新歓ハイキング
(衣環境)、
新歓バーベキュー
(生活情報通信科学)

共通科目
専門科目
教職科目
専門科目
キャリア研修&
2・3回生交流会
(衣環境)

卒業研究

4月:就活スタート
7月:大学院入試
2月:卒業研究発表会

夏休み      
後期
(10〜2月中旬)
共通科目 共通科目
専門科目
教職科目

合宿研修(衣環境)
専門科目
研究室配属
春休み     就活準備