12.内モンゴルの生活空間に関する総合的研究
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【内容】
  中国・内モンゴル自治区で暮らすモンゴル族は、モンゴル国で暮らすモンゴル族よりも多い。モンゴル族の伝統的な暮らしは、草原で遊牧を営む形態である。しかし、近年、禁牧政策が導入され、内モンゴル自治区では遊牧が消滅した。また、近代化が進み、伝統的なゲル(移動式住居)がバイシン(固定家屋)に変化している。そのような過程で、モンゴル族の伝統的な生活様式が急速に変化している。
  この研究は、奈良女子大学と中国内蒙古大学の共同研究で進める。学内では、中国・内モンゴル研究会で進める。
  主な研究テーマは以下の2点である。
(1)内モンゴル自治区における固定家屋の変遷過程に関する研究
(2)草原の敷地割と、牧畜、住宅形態の関係に関する研究

【主な研究業績】
●「定住生活における移動住居ゲルの利用実態と用途変化
  −中国・内モンゴル自治区シリンゴル盟の牧畜民を事例として−」
   2008年8月、「日本建築学会計画系論文集No.630」p1735〜p1743

【過去の主な調査】
●内モンゴルの住宅に関する総合調査(2005年度〜)

ゲルの外観 ゲルの内部
   
 
バイシンの外観  



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