奈良女子大学 衣環境学専攻English
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後藤研究室のご紹介
奈良女子大学 生活環境学部 生活健康・衣環境学科 衣環境学講座  
連絡先:
k-gotoh@cc.nara-wu.ac.jp
ごあいさつ

健康で快適な衣環境を創出するには, 衣服の材料, 加工, デザイン, 製作, 着用, 管理、リサイクルなどの各分野について, 相互の有機的関係を考慮しつつ, 専門的に研究を進めていく必要があります。後藤研究室では、材料と管理の視点から、布の表面加工および衣服の洗浄について、コロイド界面科学の立場から研究を行っております。研究を進める上で「持続可能」を常に念頭に置き,「環境対応型加工」や「環境対応型洗浄」の開発のための基本的知見を得ております。
研究活動を通じて、衣環境を幅広い視野から総合的に捉え、衣服の快適性・合理性を追求できる女性研究者・技術者の育成に務めます
   
  略歴

1954年大阪生まれ.1977年奈良女子大学家政学部被服学科卒業. 1979年奈良女子大学大学院修士課程修了.1986年奈良女子大学大学院博士課程修了(学術博士). 奈良女子大学家政学部助手,京都教育大学教育学部助教授,同教授を経て,2009年10月より奈良女子大学生活環境学部教授
研究テーマ例
   
■ドライプロセスを利用した合成繊維製品の親水化

一般に、合成繊維製品は疎水性が大きいため吸湿性や吸水性に乏しく、着用時の快適性という点で問題があります。とくに, ポリエステル繊維ではこの傾向が顕著で,静電気の発生や油染みの付着などを抑えるために,親水性物質や界面活性剤などを用いて表面処理が行われてきました。しかしながら, これらの薬剤処理には, 繊維の強度低下, 並びに人体や環境への影響などの問題があります。最近, 紫外線やプラズマなどを照射して高分子表面を親水化する技術(ドライプロセス)が開発され、フィルム等の成形品に用いられてきました。そこで、中心波長172 nmのエキシマ紫外光や大気圧プラズマを用いて合成繊維製品を処理し,処理前後の繊維表面のぬれ性、表面自由エネルギー、化学組成および微視的形態を調べて、親水化に関する基本的情報を得ております。さらに布の吸湿性, 吸水性, 制電性, 防汚性, 洗浄性, 染色性などの実用性能を評価し, ドライプロセスの有効性を検証しています。
■環境対応型洗浄システムの開発に関する基礎的研究

一般に、固体表面の洗浄は水や有機溶剤を用いて行われます。水は環境や人体に安全な物質ですが、油汚れの洗浄性に乏しく, 布の損傷がよく起こります。一方, 有機溶剤は布の損傷が起こりにくく, 油汚れの溶解除去が容易であるという利点がありますが, 環境負荷や安全性の点で多くの問題を抱えています。このような状況のもとで, 衣服のみならず様々な製品の持続可能な洗浄方式を追求することが極めて重要な社会的課題となっています。この観点から, モデル洗浄系や人工汚染布を用いて, 洗浄性に及ぼす洗浄液組成、浴比、機械力, 温度, 時間の影響を系統的に調べ, 汚れー繊維間の相互作用エネルギーの観点から解析を行っています。得られた結果を総合的に検討し, 環境保全や資源の有効活用の観点から, 優れた洗浄システムの開発への基本的指針を示します。
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作成・管理:奈良女子大学 生活環境学部 生活健康・衣環境学科 衣環境学専攻