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平成22年度(第11回)奈良女子大学理学部数学教室公開講座
毎年恒例の奈良女子大学数学教室公開講座を今年も開催します。
今年度は「形」をテーマに歴史的な観点からのお話、そして現代数学の中で「形」が取り扱われている具体例紹介を準備しました。
興味を持たれた方のご参加を講演者一同楽しみにお待ちいたしております。(2010/05/20)
本年度の公開講座も盛況のうちに終了いたしました。
有難うございました。
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受講対象: |
一般・教員・高校生(男女問わず) |
日時: |
平成22年8月18日(水)10時〜15時 |
募集人員: |
80名程度 |
受講費: |
無料 |
場所: |
奈良女子大学(近鉄奈良駅北へ徒歩5分、交通案内)文学部 S218大講義室
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申し込み: |
事前申し込みは不要です。当日直接会場へお越しください。 |
注意事項: |
・会場は十分広い教室ですが、万一満員となった場合は入場を制限させていただくことがございます。また、小学生以下の入場はお断りさせていただきます。
・原則として一般車両は大学構内に入構できません。公共の交通機関をご利用ください。
・講座当日の午前9時に奈良県北東部または奈良県北西部に気象警報が発令されている場合、 当該日の公開講座は中止いたします。
・受講証書を希望される方は、当日午前中に受付でお申し出ください。切手代実費にて後日郵送させて頂きます。 |
問い合せ先: |
〒630-8506 奈良市北魚屋西町 奈良女子大学理学部数学教室 TEL: (0742)20-3369
(ただし平日の10:00−12:00および13:00−15:00に限ります), FAX: (0742)20-3367, e-mail:
math-dep@cc.nara-wu.ac.jp |
プログラム (各講演時間には休憩・質問の時間を含みます) |
平成22年8月18日(水) |
10:00〜12:00 |
小林 毅
形をめぐる数学の発展
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古代ギリシャでは数学は幾何学がその中心でした。それが歴史とともに次第に代数学、
解析学といった分野に分かれて発展してゆき、そしてそれらの分野がまたお互いに影響
しあっていったのです。この講座では複素数等を題材にこのような数学の展開、特にそ
の中で幾何学の果たした役割についてお話ししようと思います。
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13:00〜15:00 |
村井 紘子
結び目、組み紐の幾何学 |
普通、結び目とは紐を結んで作った瘤を指しますが、数学では通常、その紐の両端を繋
いで輪にしたものを結び目と呼んで研究します。ところで日本には帯締め等に使われる
組み紐という工芸品があります。編み方により様々な綺麗な模様を作ることができます
が、実はこの組み紐は数学的にみても群という綺麗な構造をもち、結び目とも関連があ
ることがわかります。この講座では結び目を、組み紐を用いて調べる方法をご紹介しま
す。
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