奈良女子大学理学部 数学科

青少年のための科学の祭典講演会 「算数(数学)の世界を感じてみよう」

科学の祭典2004ポスター

主催・「青少年のための科学の祭典2004」奈良大会実行委員会、奈良女子大学、
(財)日本科学技術振興財団・科学技術館、日本物理教育学会近畿支部、奈良教育大学、奈良工業高等専門学校、奈良県教育委員会

「青少年のための科学の祭典2004奈良大会」の公式ページ

奈良県内のみなさんに科学の面白さを体験してもらおうと、県内の教員が中心となって毎年開催している

「青少年のための科学の祭典奈良大会」

が、今年は11月20日(土)・21日(日)に奈良女子大学にて開催されます。今回の催しで、奈良女子大学理学部が

「奈良女子大学 理科・算数(数学)大好き教室(第2回)」

と題して出展します。

数学・算数の面白さを知ってもらう展示に加えて、当数学教室の教員も以下の講演を行います。興味をお持ちの方々は気軽にお越しください。



青少年のための科学の祭典講演会「算数(数学)の世界を感じてみよう」

−参加無料−

数学講演案内チラシ

2004年11月20日(土) 奈良女子大学理学部G棟101教室

プログラム

13:00〜14:30(一般向け講座)

奈良女子大学理学部助教授 柳澤卓 「天気予報と数学」

内容:人工衛星などを通して得られる数値的データを利用した気象予測は現在活発な 研究が進んでいる分野です.その研究の基礎となる部分は,いままで蓄積されてきた 多くの数学的事実や方法によって支えられているのですが,実は数値的気象予測で得 られた新たな知見から,今まで無かった数学的視点が生まれたり,数学の問題として 取り組むべき重要な課題が提示されたりもしています。
この講義では,私達が毎日接している天気予報と数学がどの様な形で関わっているの か,についてお話ししたいと思います。

15:00〜15:45(中学・高校生向け講座)

奈良女子大学理学部助教授 森藤紳哉「さまざまな数とその歴史について」

内容:自然数 1,2,3,... と書いたとき,私達は...の部分に何を思うでしょうか.ピ タゴラスは「万物は数である」をモットーとしていました.また,アルキメデスは, 「全宇宙に充満している砂粒の数」を数えました.ユークリッドの「原論」では,素数 2,3,5,7,11,...が無限に存在することが証明されています.小数,分数,負の数,と 加減乗除によって世界は広がっていきますが,2 の平方根(一辺の長さ 1 の正方形の 対角線の長さ)はこの世界の数でしょうか.数と直線を対応させることによって何が見 えてくるでしょうか.このような数の世界を,何冊かの本を紹介しながらお話したい と考えています.

−この後、同教室で科学の祭典一般講演「ナノワールドの物理(岩渕修一氏)」が16:30から行われます−



2003年度「奈良女子大学科学の祭典」(理学部)
2003年度「青少年のための科学の祭典奈良大会」出展報告(理学部)

 


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