日本デューイ学会第51回研究大会公開シンポジウム「デューイの文化論 ―文化の多様・多元化時代にデューイから学ぶもの―」、課題研究「デューイと奈良の教育」
 

 10月20日、21日、本学にて日本デューイ学会第51回研究大会を開催いたします。
 20日(土)(14時−17時)に、公開シンポジウム「デューイの文化論 ―文化の多様・多元化時代にデューイから学ぶもの―」を行いますので、教育関係者のみならず、文化・社会に関心をもたれている方は、奮ってご参加ください。
 また21日(日)(13時−16時)には、課題研究「デューイと奈良の教育」を行います。本学の歴史と深い関わりをもっていますので、ぜひご参加ください。

 

【シンポジウム】(10月20日)
  会場 : 奈良女子大学記念館2階講堂 (参加無料)
  時間 : 14時から17時
  テーマ : 「デューイの文化論 ―文化の多様・多元化時代にデューイから学ぶもの―」
  設定の理由:  近年、ますます加速する経済、政治および文化面でのグローバル化と、情報およびメディア技術の複雑高度化は、膨大なネットワーク世界とヴァーチャルな時空間を産出して、われわれ社会に複雑な様相の多元・多文化時代を到来させている。このシンポジウムでは、このような現状認識のもとに多様な文化の共存・共生の論理、文化再生産、伝達・継承に関する諸問題について、デューイの文化論から何を学ぶことができるのか考えてみる。
  司会: 魚津郁夫(熊本大学名誉教授)、笠松幸一(日本大学教授)
  パネリスト: 鈴木順子(大東文化大学名誉教授)、 中村和世(広島大学)、 生澤繁樹(名古屋産業大学)


【課題研究】(10月21日)
  会場 : 奈良女子大学記念館2階講堂 (参加無料)
  時間 : 13時から16時
  課題 : 「デューイと奈良の教育」
  設定の理由:  本課題研究は、昨年度の記念大会におけるシンポジウム「デューイはアジアの国々に何を与えたか ―そして、それから―」の議論を受け、大正期の日本、特に、「学習(法)」研究を中心に発展した奈良の教育におけるデューイ思想の受容の位相を解明するとともに、今日に至るまで受け継がれ、理論的・実践的に展開されているデューイ的学習論の実像を浮き彫りにし、デューイは日本に何を与えたかを考究することを課題とする。
  司会: 佐野安仁(近江兄弟社学園)、早川操(名古屋大学)
  発表: 藤井千春(早稲田大学)、 米澤正雄(東洋大学)、 佐藤隆之(玉川大学)、 廣岡正昭(奈良女子大学附属小学校)

【連絡先】
日本デューイ学会第51回研究大会実行委員会
〒630-8506 奈良市北魚屋西町
奈良女子大学文学部 杉峰研究室内
пF0742-20-3333、Email:j.dewey@cc.nara-wu.ac.jp

 
 作成・管理:奈良女子大学広報企画室