農林水産省の平成20年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業に「超低燃費航行を実現するハイドロゲルを用いた船底塗料の開発」が採択されました。


 農林水産省の提案公募型委託事業「平成20年度新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業(省エネルギー化・新エネルギー対策技術)」に、理学部岩井薫教授が応募した研究開発課題「超低燃費航行を実現するハイドロゲルを用いた船底塗料の開発」が採択されました。

 本事業は、近年、原油価格が高騰し農林水産業の経営に深刻な影響を与えているため、施設園芸、漁船等の生産現場で速やかに普及しうる省エネルギー技術の開発を行うとともに、地域で再生可能な自然エネルギーの利活用や未利用エネルギーの有効活用など経済的な新エネルギーの利活用を低価格・低ランニングコストで導入できる技術の開発を目的としています。

<今回採択された事業の目的>
 本研究開発は、現行の船底塗料とは異なり、低摩擦抵抗性を有する高分子ハイドロゲルを塗膜化することにより海中での摩擦抵抗を低減する機能を持たせ超低燃費航行を実現し、併せて海洋環境に悪影響を与える防汚物質の溶解をさせない非溶出型船底防汚塗料の開発を目的としています。

 

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