JST((独)科学技術振興機構)の平成21年度先端計測分析機器開発事業に「IMSによる土壌由来カビ検出データベースの構築」が採択されました


 独立行政法人科学技術振興機構(JST)より企画募集のありました「平成21年度先端計測分析技術・機器開発事業」の「先端計測分析機器開発事業(ソフトウェア開発プログラム)」に、理学部竹内孝江准教授が応募した「IMSによる土壌由来カビ検出データベースの構築」が採択されました。

 本事業は、独創的な研究活動に不可欠な最先端の計測分析・機器及びその周辺システムを開発する事業であり、産と学・官の各機関が密接に連携して開発チームを編成し、要素技術開発から応用開発、プロトタイプによる実証までを一貫して実施することによって、最先端の研究ニーズに応えられるような計測分析・機器及びその周辺システムの開発を行うことを目的としています。

<今回採択された事業の概要>
 古墳などに生育する土壌由来カビが放出するニオイ成分を、固相マイクロ抽出/イオンモビリティースペクトロメーター(SPME/IMS装置)で観測する場合に、検出されるスペクトルからカビの種類とカビの成長段階を識別するためのソフトウェアを開発します。特に、大気からSPMEにより濃縮された試料は混合物であり、このスペクトルから土壌由来カビのニオイ成分を分離・特定するソフトウェアを開発します。そのために必要な、カビの代謝機構・代謝物質の化学などの学術知見の統合化を行います。

▶ 平成21年度先端機器分析技術・機器開発事業新規採択課題についてはこちらを参照
  http://www.jst.go.jp/pr/info/info660/shiryo1.html
 

 
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