独立行政法人日本学術振興会の「異分野融合による方法的革新を目指した人文・社会科学研究推進事業」の「公募型研究領域」に「文化財に含まれる膠の自然科学的分析による古代文化史および技術史の解明」が採択されました


 独立行政法人日本学術振興会より公募のありました「異分野融合による方法的革新を目指した人文・社会科学研究推進事業」の「公募型研究領域」に、人間文化研究科 准教授 宮路淳子が申請した「文化財に含まれる膠の自然科学的分析による古代文化史および技術史の解明」が採択されました。

 本事業は、既存の学問・研究分野にとらわれずに、異なる分野の知見や方法論を取り入れた人文・社会科学における「異分野融合型共同研究」を推進することにより、人文・社会科学研究の新たな展開と発展に資することを目指しています。

<今回採択された事業の概要>
 
歴史的資料に含まれるタンパク質、特に膠(コラーゲン)や絹の分析より、文献資料の記載に物的裏付けを与えることが出来ます。本研究では、タンパク質の正確な同定に基づいて、古代の遺跡や文化遺産、文化財などの原料や産地、製造法などの歴史情報を解読する、古代から近世に至る歴史研究のための新しい学際的研究法の確立を目的としています。

▶ 文化財に含まれる膠の自然科学的分析による古代文化史および技術史の解明

 
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