川端恭子さんの訃報に接して


 ニュージーランド・クライストチャーチで語学研修中であった本学文学部言語文化学科2年生 川端恭子さんは、去る2月22日、現地で発生した大地震以来消息不明となっており、今日まで多くの方々が、その無事な生還を祈っておりましたが、本日、ご家族から、現地においてご本人の身元が確認されたとの大変悲しいご連絡をいただきました。厳しい状況の中、生還に一縷の望みを託した思いは、誠に残念ながら叶わぬ結果となりました。
 将来の夢の実現に向け、語学の研鑽に積極的に取り組んできたにもかかわらず、志半ばで、このような形で、その夢が無残にも打ち砕かれてしまったご本人、並びにご家族の無念の気持ちと悲しみを思うと、ただただ、心が痛み、お慰めする言葉も浮かびません。

 川端恭子さんが、希望に満ちて青春時代を過ごした奈良女子大学を代表して、ご家族の皆様に心からのお悔やみを申し上げますとともに、恭子さんの安らかなご冥福を心からお祈り申し上げます。

平成23年3月9日
奈良女子大学 学長 野口誠之

     

 

 
 

 
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