奈良県吉野郡大淀町と協働連携に関する協定を締結

 奈良女子大学は、11月18日に奈良県吉野郡大淀町と協働連携に関する協定を締結し、大淀町役場で調印式を行った。同大学は以前から大淀町とシンポジウム開催などで交流があり、今回、大学の「知」を活力ある地域社会の形成と発展につなげることを目指して協定を締結することとなった。今後、歴史資源の活用、地域活性化、地域産業の振興、人材育成の分野で連携協力し、公開講座の開催や、大淀町を含めた吉野地域の郷土史家の再評価作業などを実施していく。
  11月23日には大和・紀伊半島学研究所が奈良県東吉野村との共催でシンポジウム「紀伊半島にみる自然と共生−ニホンオオカミを育む森―」を実施する予定であり、大淀町から郷土史家が収集したオオカミの頭骨を借受けることとなっている。この協定の締結により同研究所の紀伊半島地域における研究が更に進展することが期待される。

大淀町との調印式(左:岡下町長、右:今岡学長)