キャリア教育科目 キャリアデザイン・ゼミナールC(5)「ビジネスプラン」の作り方〜アイデアだけでは終わらせない!〜を開講しました


 令和元年720日(土)、83日(土)の2日間、COC+事業の一環としてアントレプレナー意識の涵養とプレゼン能力の向上を目指し、南都経済研究所から吉村主任研究員・丸尾主席研究員(いずれも中小企業診断士)を講師としてお迎えしてキャリアデザイン・ゼミナールC(5)「ビジネスプランの作り方〜アイデアだけでは終わらせない!〜」を開講しました。
 「ビジネスプラン」は事業を展開する際の指針となる計画案であり、内部関係者で確認、共有するのみならず、金融機関や投資家等の外部関係者に計画の意図を伝えて、協力・支持を得るために必要不可欠なものです。本科目では、「ビジネスプラン」の構成要素を理解し、学生自身の「アイデア」を素材に、グループワークを通じて学生相互の観点を交差させ、専門家のアドバイスを得ながら、プラン作成のプロセスを具体的に学ぶことを目指すと共に、「ビジネスプラン」の作成プロセスならびに各自が作成した「ビジネスプランの発表」を通じて、@自分の考えを他者に伝える能力、A課題を取り巻く外的および内的要因に関する情報収集および整理能力、Bそれらを現実的に検討する能力、および多角的、多面的な思考力、C積極的に行動を起こす態度等の向上を目的としています。
 受講した7名の学生は、2日間でビジネスプラン作成の基礎を学び、実際にプランを作成して発表する段階までを体験し、高齢者の余暇時間の有効活用、地域の特産物の有効活用、若者の政治離れ、食と健康、観光客のホスピタリティ向上、災害発生時の支援等、自分自身の経験も踏まえながら様々な観点から提案を行いました。
 学生からは、ビジネスプランの作成・発表にあたり、具体的な計画への落とし込みや独自性、実現可能性、継続性のための資金計画が大変だったといった他、講師から的確なアドバイスをいただき、ビジネスのノウハウが身に付いたといった感想がありました。また担当講師ならびにビジネスプランの発表を聞きに駆けつけていただいた南都銀行業務役 古川様からは、「学生ならではの視点や少し改良すれば実現可能性のあるものなど各自のアイデアをビジネスプランにうまく昇華させている、何より学生の地域社会への貢献などビジネスプランに対する熱意が良く伝わった」といった講評をいただきました。
                     

           

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