留学生を対象とした下市町企業見学会を実施しました


 令和元年88日(木)、COC+事業協働機関である下市町の協力を得て、留学生を対象とした町の伝統産業である割り箸作り体験や、奈良県南部の主要産業である材木の加工販売を行う企業見学会を実施しました。
 当日参加した留学生は15名で、吉野杉箸「工房きえん」では、吉野杉のまっすぐで美しい柾目を生かし、丁寧に仕上げた割箸が東京の料亭やレストランを中心に利用されていることなどを学ぶとともに、工房の代表を務める箸職人の手ほどきを受けながら、留学生自らが割り箸作りを体験しました。また、吉野銘木製造販売株式会社では、「吉野杉」に関する様々な事業に取り組んでおられ、将来の森林資源の確保・環境保全のため、一本一本の木を大切に育てられていることを学びました。
 併せて、COC+コーディネーターによる奈良県の伝統産業や地場産業、県内企業の特徴に関する講義も実施するなど、大変盛沢山の研修となりました。参加した留学生からは、今回の見学研修を通して、奈良県の産業への理解が深まったことや国内での就職に関心が芽生えたというような感想がありました。
 卒業後に自国に戻る留学生が多い中、下市町の歴史や伝統に触れ、奈良で定住することや就職することに対する関心が向上する等、大変意義深い研修となりました。    

            

       
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