キャリア教育科目「キャリアデザイン・ゼミナールC(5)」を開講しました(10/17・24)

やまと共創郷育センターでは起業マインド醸成のため、キャリア教育科目において、キャリアデザイン・ゼミナールC(5)「『ビジネスプラン』の作り方〜アイデアだけでは終わらせない〜」を令和2年10月17日(土)・24日(土)の2日間、南都経済研究所から吉村上席研究員・丸尾主席研究員(いずれも中小企業診断士)を招聘して実施しました。

「ビジネスプラン」は事業を展開する際の指針となる計画案であり、内部関係者で確認、共有するのみならず、金融機関や投資家等の外部関係者に計画の意図を伝えて、協力・支持を得るために必要不可欠なものであり、本科目では、「ビジネスプラン」の構成要素を理解し、学生自身の「アイデア」を素材に、専門家のアドバイスを得ながら、プラン作成のプロセスを具体的に学ぶことを目指すとともに、「ビジネスプラン」の作成プロセスならびに各自が作成した「ビジネスプランの発表」を通じて、@自分の考えを他者に伝える能力、A課題を取り巻く外的および内的要因に関する情報収集および整理能力、Bそれらを現実的に検討する能力、および多角的、多面的な思考力、C積極的に行動を起こす態度等の向上を目的としました。

受講した5名の学生は、2日間でビジネスプラン作成の基礎を学び、実際にプランを作成して発表する段階までを体験、自分自身の経験も踏まえながら様々な観点からプラン作成を行いました。受講学生からは、ビジネスプランの作成・発表を通じ、「ビジネスの視点を知識だけでなく実際にプランを考えて実践的に学ぶことができた」、「今あるものの組み合わせによって、オリジナリティのあるプランを作成することが印象に残った」といった感想があり、また担当講師からは、「今回はビジネスプランをテーマに自分の強み、関心のあるもの、取り巻く環境の掛け合わせから物事を考えることの有用性を学んだが、今後社会人・研究者として活動する際もこの方法を継続してほしい」、「ビジネスプランは事業可能性、独創性、成長性、地域貢献性、収益性、熱意から評価される。自分のプランについて、評価される点・見直すべき点ついて各自で自己分析していただきたい」といった講評をいただきました。


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