弱 法 師   全体図
 紙高28.5cm、全長181.5cm。楮紙。巻子仕立て一巻。もと包紙(上書き「ヨロホシノ本」)を本文の前に添えている。奥書「正長二年二月十六日 世書」。
 さらに後に、浄元居士(金春八左衛門家祖、金春安喜)が所持していた世阿弥自筆能本三番のうち、「弱法師」一本を瑞竹(竹田権兵衛家祖、安信)に譲った。その世阿弥自筆本「弱法師」を、竹田権兵衛三代目広貞が正徳元年(1711)に書写した旨の奥書が備わる。世阿弥自筆本の表記・訂正をそのままに忠実に模写した臨模本である。
 内容は、摂津国難波四天王寺で彼岸の施行を行っているところへ、盲目の乞食、俊徳丸とその妻が現れ、寺の西門から落日を観じる日想観を行う。その姿を見た施主の高安通俊は弱法師が我が子であると気付き、夜になって名乗り、ともに高安の里へと戻っていく。現在物、物狂能。
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