阪本龍門文庫善本電子画像集
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徒 然 草  

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目録番号094
書名徒然草
写刊別
冊数2冊
書写(刊行)年代天正15年(1587)写
資料サイズ縦26.2cm×横19.9cm
備考袋綴

 南北朝期の作品である『徒然草』が、世に広く知られるようになったのは、江戸時代初めの慶長期に烏丸光広奥書の古活字版が出版されて以後のことである。従って、現存諸本の多くがその烏丸本(流布本)系のものであるが、室町期に遡る所謂古本系としては、1、正徹本系、2、常縁本系、3、幽斎本系の3系統が考えられている。
 当該本は、伝東常縁筆本(古典文庫所収)・菊亭本(京都大学附属図書館蔵)とともに、烏丸本(流布本)とは章段排列を異にする、2の常縁本系統の1本である。但、当該本の現状の排列は、いずれかの時点における錯簡を経たものと思われ、常縁本系のものとは異なっている。
 上下冊の奥と下冊の第20丁裏の3箇所に、「右威徳院之内、福城坊令借用(則)書之者也」「天正十五暦(年)霜月四日(上旬・下旬) 前内大臣公維(花押)」とあって、天正15年(1587)徳大寺公維の筆写本。墨朱2種の書き入れがあり、校異や朱引きばかりではなく、かな表記部分に漢字を宛てたり語の意味を書き添えたりなど注釈的要素も有している。


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