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散木奇歌集
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目録番号143
書名散木奇歌集
写刊別
冊数3冊
書写(刊行)年代慶長頃写
資料サイズ縦26.5cm×横20.4cm
備考袋綴

 本集は源俊頼(1055-1128)の自撰家集である。『散木奇歌集』の諸本は同一祖本から派生したものであるが、転写過程における誤写などによって、顕昭が俊頼自筆本を書写した本を元とし、契沖本を底本とした天保2年(1831)大野広城書写の大野本系統と顕昭書写本とは別の類従本系統の2系統に分けられ、本書は前者に属する。

 関根慶子氏によれば、本書は中冊に見える識語「第四巻表紙云 永仁二十一廿書了(花押)」と下冊奥書から、俊頼自筆本を以て顕昭が書写した仁平4年(1154)本を転写した宝治元年(1247)写本、それを更に永仁2年(1294)書写した本を底本として慶長頃(1596以降)に書写したものであることから、俊頼自筆本、顕昭自筆本の実態を知ることの出来る1本とされている。

 更に、類従本系統に属する宮内庁書陵部本奥書に下冊奥書が一致するが、書陵部本はその一致する奥書の更に奧に「右之奥書者或本ニ載之。仍テ此書加了(寛文十七十九)」と或本からの奥書を転載した旨が記されていることから、「或本」は本書、もしくは本書に親しい本が想定できる。

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