立て書成〈ル〉へし。 あはらなる 座の字とあれとも、 只人とをき家にて 有へきとなり。 自然に、 その所にくらの有たる事も あるへし。 遊仙窟に草亭と書て、 かたち読に あはらやと読せたり。 弓やなくひ 愚見、 業平中将の官なれは、 帯弓箭事 無相違也。 肖柏説に、 此弓箭を負へき事、 いかゝ。 たゝ心の たけきをいふ也。 雷鳴。 陣には中少将、 弓箭を帯して内裏に 伺候す。 おにはや 鬼一口にくひたる事は、 さまくの義あれとも、 肖聞、 爰に人有とつけたる人の一言によりて、 女をとりかへしたるを一口といふ也。 但、 此義もいかゝと也。 人のつれていにたるを、 鬼の一口にくひたることく 思ふなり。 此義に見る也。 あなや 女のあゝとかなしむ心也。 穴、 此字せう。 あしすり 土佐、 蹉寺といふ所有。 是をあしすり