案に禮記の本文に「擇日剪之」とあれば西土 も胎毛は剪しとみへたり礼記作りし比はいまだ弘法西土に入らされば僧 尼のつかふ剃刀を忌しにはあらず・為■に男は角といふは今俗に いふちやん>なり女は覊といふ形状の頂後に 一撮残すは今市中にても男女にかぎらず此風なりさてうぶ毛をのこすに 角と覊とにて男女形をかへしは西土も稚きほどは女なるか男なるか瞥眼しれざる ゆゑ残したる毛の二ッと三ッとにてはやくしる>やうの目標なるべし又は二ッは陽三ッは陰の 義にもあるべし御国も神代はさらなり往昔の児曹女は髻をむすびてたらし 男は總角にゆひしをいまも唐子髷といふは和漢不契の駢事なり 二目刺といふ小児の髪・禿 中昔の風俗に女の児の三歳より髪を生しほくに前髪をば眉のすこし上のほど に截そろへてかきたらしほくを目さし姿とて三歳より十歳以上までの額つき 禮記内則為■之図 男ハ角女ハ