奈良県立美術館開催の「人形展」のご案内
      

例年、旧暦のひな祭りの季節に佐保会では所蔵の雛人形を佐保会館に於いて展示し、皆様にご覧 頂いていますが、本年は、奈良女子大学・奈良県立美術館共催事業、「人形展覧会」に協力し、大 半の人形を出品することになりました。従って本年は、佐保会での雛人形展は開催致しませんのでご 了承下さいませ。

奈良県立美術館で開催される人形展では、佐保会所蔵品を中心に、日本各地のさまざまな人形と、 中国・朝鮮半島の人形が紹介され、加えて、人形の中でもとくに馴染み深い存在といえる雛人形と 五月人形の変遷を、他館所蔵品とあわせて観ることができる企画となっているようです。

5月1日の佐保会主催のホーム・カミングデー、翌2日の大学主催のシンポジウムにお越しの際には是非、 「人形展」にもお出かけになり、ご鑑賞下さい。なお、佐保会では、入場の優待処置を取らせて頂きます ので、事務室政影(0742-23-3805)まで、ご連絡ください。

以下に、奈良県立美術館から出された人形展開催要旨を紹介致します。

託す想い、伝える心  人形展
〜(社)佐保会所蔵品を中心に〜

【企画趣旨】  1909年の創立から今年で100周年を迎える奈良女子大学。その同窓会組織である(社)佐保会には、昭和初期に全国の支部および会員から寄贈された雛人形や郷土人形があり、現在も大切に保管されています。
 これらは当時、本部の依頼に応じて贈られたものです。その数は、総点数にして約680点、組個数にして約200組(現存点数)に及び、卒業生の母校へ寄せる思いが作り上げたコレクションと言えましょう。この中には、戦災のために現存するものが少ないものや、時代の経過とともにすでに失われてしまった郷土人形を見ることができます。さらには当時の中国・台湾・朝鮮半島に在住していた同窓生から寄贈された人形も含まれており、時の社会・文化を反映した貴重な資料となっています。
 このたびの展覧会では、これら(社)佐保会所蔵品を中心に、日本各地のさまざまな人形と、中国・朝鮮半島の人形をご紹介します。加えて、人形の中でもとくに馴染み深い存在といえる雛人形と五月人形の変遷を、他館所蔵品とあわせてご覧いただきます。そのバリエーションの豊かさと、人形それぞれの特徴ある表現・表情をお楽しみ下さい。
そして、人々がそれぞれの人形に託した思いをお感じ取りいただければ幸いです。

【会期】
 2009年4月4日(土)〜5月24日(日) 44日間
 9:00〜17:00、但し会期中の金・土は9:00〜21:00(入館は閉館の30分前まで)
 休館:毎週月曜日、但し5月4日(月・祝)は開館し、5月7日(木)に休館します。

【会場】
奈良県立美術館(奈良市登大路町10-6)
 TEL.0742-23-3968 FAX.0742-22-7032 テレフォンサービス0742-23-1700
 http://www.mahoroba.ne.jp/~museum/

【主催】奈良県立美術館、奈良女子大学

【特別協力】(社)佐保会(奈良女子高等師範学校・奈良女子大学同窓会)

【入館料(予定)】一般1,000(900)円/ 大・高生700(600)円/
        中・小生400(300)円
        ※(  )内は20名以上の団体料金
        ※身体障害者手帳・療育手帳および精神障害者保健
         福祉手帳をお持ちの方と介添えの方1名は無料

【お問い合わせ】奈良県立美術館 学芸員 飯島礼子

【展覧会の構成】
1 節句と人形
 日本では実に多くの種類の人形が作られてきました。その中でも、雛人形と五月人形は特になじみのある人形といえるでしょう。どちらも上巳、端午という節句の行事と結びついて発展し、身近な存在になりました。ここでは、主に京都国立博物館および京都府立総合資料館所蔵品から、これらおなじみの人形の由来や変遷を辿ります。
1−1 上巳の節句と雛人形
・雛人形、雛まつりの由来
・雛人形の変遷
・雛道具
・昭和初期の御殿雛(佐保会所蔵品)

1−2 端午の節句と武者人形
・五月飾りの由来
・武者人形いろいろ(大将人形、秀吉と清正、神功皇后)

1−3 節句の飾りと郷土人形〜(社)佐保会所蔵品より〜


2 日本・中国・朝鮮半島の人形〜(社)佐保会所蔵品を中心に〜
 昭和初期、佐保会本部からの依頼を受け、各地から数々の人形が寄贈されました。これらの人形は三月を迎える度に佐保会館に飾られ、雛祭りの季節に彩りを添えました。
 こうして集まった人形には、雛人形はもちろんのこと、地方色豊かな郷土人形が含まれています。また、当時日本が領有していた中国(東北地域)、朝鮮半島、台湾に在住していた同窓生からも人形が寄贈されたため、図らずも各国の人形が会館に残されることとなりました。
 ここでは佐保会所蔵品を中心に、日本の多彩な郷土人形と、中国・台湾、朝鮮半島の人形をご紹介します。
2−1 日本各地の郷土人形
・地方色を反映した人形
・神話、伝説と人形(出雲の人形、大津絵人形、宮崎人形)
・沖縄の人形
・芝居と人形(博多人形、名古屋人形)

2−2 中国・台湾の人形
・北京、天津の人形(花嫁行列、高脚人形、風俗人形、劇人形)
・中国東北地域の人形(搬不倒と泥娃娃)
・黄楊人形(上海市徐家匯で作られた人形)
・歳時の玩具(元宵節の飾り提灯、仲秋節の兎児爺、端午節の虎)
・台湾の劇人形

2−3 朝鮮半島の人形


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