第22回佐保塾史跡めぐり(佐保会兵庫県支部共催)
「佐保塾in神戸 旧居留地散策」 を 開催しました
開催日:令和4年11月11日(金)
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秋晴れの令和5年11月11日(金)、大阪、滋賀、京都、奈良、東京、兵庫から参加のあった48名は
AからDの4班に分かれ、タウンガイドKOBE24のガイドさんの案内でJR三ノ宮駅前を出発して、旧居留地を
巡りました。道順はガイドさんにより多少の変化があり、A班の行程を中心に記述します。
まず明治時代に生田川を埋め立ててできたフラワーロードを通り、東遊園地を経て旧居留地へと
足を運びました。市立博物館で旧居留地のジオラマを見学した後、旧神戸居留地十五番館に行きました。
十五番館は、現存する唯一の旧居留地時代の建築物です。平成元年に国の重要文化財に指定されましたが、
阪神・淡路大震災で全壊しました。その後、倒壊前の部材70パーセントを使用して耐震構造で復元されました。
次に、その横にある現存する最古の煉瓦造りの下水道を見学した後、建物の歴史や建築様式について
詳しい説明を受けながら、いくつかの建物を巡りました。ガイドさんの説明で見上げた建物の壁面には、
意匠を凝らした見事なレリーフが施されていました。
入れていただいた商船三井ビルディングの玄関ホールでは、建物内の重厚さや天井に映るシャンデリアの
影の美しさに驚きました。旧居留地では、古い建物の外観を保存して中に高層ビルを建てたり、見えない所で
大きな鉄骨で補強したりするなど景観保存に力を入れている取り組みも目の当たりにしました。
ある班では、ストリートピアノを演奏された参加者があり、旧居留地に流れるピアノ曲に佐保会員は
もちろんのこと、旅行者らしき人や修学旅行生からも大きな拍手があったそうです。
最後に、十五番館内のレストランを貸し切りにして佐保塾特別メニューのフレンチをいただきながら
親交を深めました。初対面の方とも会話が弾んだのは佐保会の催しならではと思いました。
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