佐保塾講演会 を 開催しました
叡尊 興法 利生(こうぼう りしょう) の 願い
--日本にこんな人がいた!--
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講 師 西山 厚 氏 奈良国立博物館名誉館員 帝塚山大学客員教授
東アジア仏教文化研究所代表
日 時 2024年4月13日(土)13:30〜15:30 (受付:13:00〜)
会 場 (登録有形文化財) 佐保会館 2階ホール 奈良女子大学構内
主 催 一般社団法人 佐保会(奈良女高師・奈良女子大学 同窓会)
後 援 奈良女子大学
講師略歴
徳島生まれの伊勢育ち。京都大学大学院博士課程修了。奈良国立博物館で学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を開催。主な著書に『仏教発見!』(講談社現代新書)、『僧侶の書』(至文堂)、『語りだす奈良 118の物語』『仏像に会う 53の仏像の写真と物語』(いずれもウェッジ)など。さまざまなメディアを通して、生きた言葉で書き、語る活動を続けている。瑞宝双光章授章。
大学構内に彩りを添えていた桜が次第に葉桜へと移りゆく頃、佐保会館には講演会での定員を超える参加者が集いました。そのうちの半数以上が佐保会員以外の一般の方々という盛会になりました。
「興法利生」とは正しい仏教をさかんにして、みんなを幸せにすることである。このことを目指して各地の寺々の復興やハンセン病の人々の救済などに尽力をつくした鎌倉時代の西大寺の僧、叡尊の功績と生き様を優しく説得ある口調でお話いただきました。世界では紛争が絶えず、災害の多い昨今、参加者のこころに訴え、感動を呼びました。