奈良女子大学・近鉄文化サロン阿倍野連携<共催講座>


 本学は株式会社近鉄百貨店と平成29年4月に共同で文化事業を実施するための協定を結びました。それ以降、共催している本講座も11回目を迎えました。今回はこれまでもたびたび登壇している文学部の尾山慎教授が「漢字の科学」について紹介します。みなさまのご参加をお待ちしております。


漢字の科学〜日本の漢字1600年のあゆみを学ぶ〜

 漢字は、わたしたちの日常に深く根づいた、見慣れた文字です。けれども、その成り立ちやしくみ、そして日本語との関係までをじっくり考える機会は、あまり多くありません。この講座では、漢字という身近な存在を、歴史・世界・現状・未来という 4 つの視点から見つめ直します。身近なテーマですが、学術研究の成果をしっかり踏まえてお話します。難しい読み方や、漢字の種類をたくさん知っているという意味ではない、真に「漢字を知る」時間にご案内します。

【第1回】
・開講日時  2025年12月13日(土) 10:30〜12:00
・題  目  【漢字歴史考古学】
        漢字の歴史と日本語の歴史

【第2回】
・開講日時  2026年1月10日(土) 10:30〜12:00
・題  目  【漢字地理地政学】
        世界の文字と漢字・ひらがな・カタカナ

【第3回】
・開講日時  2026年2月14日(土) 10:30〜12:00
・題  目  【漢字生活社会学】
        漢字の現状と様々な研究

【第4回】
・開講日時  2026年3月14日(土) 10:30〜12:00
・題  目  【漢字未来構想学】
        日本語社会と漢字の未来


・講  師  尾山慎(文学部 言語文化学科 言語文化学コース 教授)

・会  場  近鉄文化サロン阿倍野
        (大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階)

・受 講 料  各1回 2,530円

<お申込み・お問合せ>
  近鉄文化サロン 阿倍野
      ・〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-1-40 and4階
      ・TEL 06-6625-1771
       (受付時間)10:00〜19:00(日曜日 10:00〜16:00)
        ※休業日 11/29(土)、11/31(日)、12/29(月)〜1/4(日)は、
             受付業務がお休みです。

<講座概要>

★第1回 2025年12月13日(土) 10:30〜12:00
 【漢字歴史考古学】 漢字の歴史と日本語の歴史
 漢字は中国で生まれた文字ですが、日本語という全くちがう言語と出会うことで、思いがけない展開をたどりました。読みかたが複数ある、音と意味が重なる、そしてひらがな・カタカナが生まれる−こうした変化の背景には、日本人の文字・表記に対する繊細な感性があります。この回では、日本語と漢字が出会い、響きあい、そして独自の関係を築いていく過程をたどっていきます。


★第2回 2026年1月10日(土) 10:30〜12:00
 【漢字地理地政学】 世界の文字と漢字・ひらがな・カタカナ
 世界には多くの文字がありますが、日本語のように三種類の文字(漢字・ひらがな・カタカナ)を組み合わせて使う言語は、きわめて珍しいものです。この回では、表音文字と表語文字という分類を入り口に、世界の文字の特色、分布、流通を見渡しながら、日本語の表記がどれほど独創的で柔軟かを考えます。漢字という外来の文字を取り入れ、なおかつ独自の道を歩んできた日本語の力に目を向けます。


★第3回 2026年2月14日(土) 10:30〜12:00
 【漢字生活社会学】 漢字の現状と様々な研究
 漢字は、今も日本語の中で重要な役割を果たしています。けれども、スマートフォンやパソコンの普及によって、読めるけれど書けないといった現象もしばしば見られます。この回では、教育学や脳科学、社会学など、さまざまな分野で進められている「漢字の研究」を複合的、横断的に紹介しながら、令和を生きる私たちの漢字との関わり方が、どのようなもので、そしてどのように変化してきているのかを探ります。


★第4回 2026年3月14日(土) 10:30〜12:00
 【漢字未来構想学】 日本語社会と漢字の未来
 テクノロジーが進み、音声入力やAIが生活に入り込む中で、文字を書くという行為そのものが見直されています。では、漢字はこの先どうなっていくのでしょうか。なくなるのか、かたちを変えて生きのこるのか。日本語にとってローマ字とはどう扱うべきものか。私たちはなぜ漢字に愛着を感じ、また不便さも感じるのか。この回では、漢字がたどる未来を展望しながら、それをどう受け継ぎ、使いこなしていくかを考えます。


    

 
 作成・管理:奈良女子大学社会連携センター