● まずしていただきたいこと
博士論文を作成するためには、ひとりの主任指導教員と複数の副指導教員がチームを組んで指導にあたります。 指導の上で大きな役割を果たすのは、主任指導教員です。したがって、本学入試課では、「出願にあたっては,入学後の研究内容について,指導を希望する教員に事前に確認することが望ましい」としています。ついては、受験願書提出前の早い時期に、自分の専門内容やテーマに照らしてもっとも関係の深そうな教員を選び、アドバイスを受けることを強くお勧めします。メール件名を「社会学コース(博士後期課程)出願問合せ」とし、希望する教員名を明記の上、下記(入試課アドレス)にご連絡下さい。
nyusika@jimu.nara-wu.ac.jp
●入学後の研究生活
入学のあかつきには、指導教員のアドバイスを適宜うけながら、自分なりのオリジナリティのあるテーマを発見し、自主的かつ計画的に調査や分析をすすめることになります。博士後期課程では、たんに学ぶのではなく、研究を通して学ぶことが日々の主要な営みです。 研究の目的は、各自が自由に設定できます。 研究者として独り立ちする道を切り拓くのか、社会人として在学しつつさらに高度な専門職業人へのキャリアアップを目指すのか、ライフワーク的に論文を仕上げること自体を目的とするのかなど、目指すものをしっかり自覚しつつ研究を進めていただきたく思います。
日々の研究の成果は、各種の学術的媒体に掲載される論文として結実させていってください。 そのようにして公表した複数の論文を有機的にむすびつけ、ひとつの博士学位論文に仕上げることが、博士後期課程在学の大きな目標です。 その過程においては、同輩や先輩である院生仲間との切磋琢磨からも刺激をうけ、多くを学ぶことができます。さらに、各種の学会(リンク集)や研究会などに参加し、自分の実力を客観的に評価する機会を持つことも大切です。
ではそもそも、どのような内容の論文の作成が可能なのでしょうか。 各教員の専門領域に関連する内容について指導を受けることが可能ですが、テーマに関する具体的イメージをつかんでいただくために、修了者の「
博士論文一覧」をご覧ください。 研究者としてのひとり立ちといった目標の達成はたやすくはありませんが、修了者は、これまでも努力によって道を切り開いてまいりました。詳しくは、「
博士論文一覧」ページ内の学位取得者ごとの<所属先リンク>をご覧ください。