大会実行委員会・研究交流委員会企画 


1.)質的研究における表現の多様化と先鋭化の可能性

企  画:  日本質的心理学会研究交流委員会
司  会:  尾見 康博(山梨大学)
話題提供: 伊藤 哲司(茨城大学)
        坂上 裕子(東京経済大学)
        杉浦 淳吉(愛知教育大学)
指定討論: サトウ タツヤ(立命館大学)
        能智 正博(東京大学大学院)
日  時:  9月29日 13:00〜15:00
場  所:  N202



2.)子どもにおける生活の歴史(life history)と文化間移動 <公開> 
   (共催:奈良女子大学文学部子ども学プロジェクト)

企 画:  浜田寿美男(奈良女子大学)
登壇者: 山本登志哉(共愛学園前橋国際大学)
      高木光太郎(東京学芸大学)
      當眞千賀子(茨城大学)
日 時: 9月29日 15:15〜17:15
場 所: 記念館


3.)過去の出来事を“語り継ぐ”ということ

企  画:  日本質的心理学会研究交流委員会
司  会:  菅野幸恵(青山学院女子短期大学)
話題提供: 実川悠太(NPO法人水俣フォーラム)
        北上田源(沖縄平和ネットワーク)
指定討論: やまだようこ(京都大学)
        伊藤哲司(茨城大学)
日  時:  9月29日 15:15〜17:15
場  所:  S218
企画趣旨:
 近年、「次世代」ということばをよく耳にする。次世代を担う人々の育成、伝統文化の伝承、過去の体験の継承など、使われる文脈はさまざまであるが、その背景には、このままではうまく次の世代に伝えていけない、つながらないというある種の危機感があるのだろう。とくに過去に起こった出来事をどう伝えていくのかは大きな課題である。出来事の重大性が大きいほど、語り継ぐことの重要性が増す一方で語り継ぐことの困難さが伴う。例えば戦争の体験を語り継ぐことの重要性は言うまでもないが、日本では戦後60年を過ぎ、戦争の体験を直接伝えられるものがいなくなることが危惧されている。また過去の出来事はすでに終わったことではない。過去の連続線上に現在があるのである。しかし、その出来事を体験していないものに体験そのものを伝えることは不可能に近い。それでも、出来事を風化させないためには、その体験に向き合い、理解することが必要である。では、過去の出来事をどのように語り継いでいったらいいのだろうか。そもそも語り継ぐとはどういうことなのだろうか。また過去の物語を現在の物語として、わたしの物語としてどのように引き受けていったらいいのだろうか。以上のことについて、「水俣病」、「沖縄戦」という過去の出来事を語り継ぐ、伝える立場におられるお二人に話題提供いただき、語り継ぐものの視点からその方法(伝え方)に着目して考えていきたい。



4.)医療事件の後に被害者家族に流れる時間

企 画:  栗岡幹英(奈良女子大学)
登壇者: 杉野文栄(故杉野隼三くん母、『「割り箸が脳に刺さったわが子」と「大病院の態度」』著者)
      杉野雄一(故杉野隼三くん兄) ほか
日 時:  9月30日 12:30〜14:30
場 所:  講堂



5.)まちづくりの時間と歴史 --“復=RE”から考える

企 画:  東村知子(奈良女子大学)
登壇者: 渥美公秀(大阪大学)
      茂呂雄二(筑波大学)
      南 博文(九州大学)
      寺岡伸悟(奈良女子大学)
日 時:  9月30日 12:30〜14:30
場 所:  N202