奈良女子大学日本アジア言語文化学：日本アジア言語文化学会

▼ 2023年度

『萬葉集』高丘河内連歌の発想をめぐって
『万葉集』における「於」字と助詞表記
殷富門院大輔の歌枕
『闇桜』から『五月雨』へ---女性形象に着目して
晶子童話と「少女」
江戸川乱歩「人間椅子」論
「人外境の恋」の物語---江戸川乱歩『人でなしの恋』と『蟲』に着目して
鏡花作品における〈魔〉の出現---「茸の舞姫」の水と「菎蒻本」の火に着目して
〈少女〉から〈妻〉へと変化する女性---川端康成「ざくろ」「雨傘」を中心として
「藪の中」の語り手---括弧書きに注目して
「駈込み訴へ」論---「鳥の声」の機能と語るユダ
村田沙耶香『コンビニ人間』における「異物」表現を巡って
「前に」「先に」に見る日本語の空間的用法と時間的用法
連体修飾節におけるタ形とル形の選択について
談話における一人称代名詞の機能
モダリティを持たない句を形成する「て」
「古鏡記」小考---王勣の天下漫遊を中心に

▼ 2022年度

人麻呂歌集七夕歌にみえる第三者的立場の歌詠について
謡曲「山姥」考――女人成仏と輪廻
『山路の露』論――薫の心情に注目して
「天守物語」における〈恋〉
夏目漱石『草枕』論――語りに着目して
夏目漱石『それから』論――三千代に着目して
夏目漱石『こゝろ』論――Kと先生の〈自我〉のありよう
「城の崎にて」の表現からみる死生観
翻案小説としての『お伽草紙』――「カチカチ山」を中心に
『銀河鉄道の夜』論――第三次稿と第四次稿の比較から
福永武彦『草の花』論――汐見茂思に着目して
三島由紀夫「春の雪」論――本多繁邦の視点から
大江健三郎「空の怪物アグイー」論――語る「ぼく」と語られる「ぼく」に注目して
現代ミステリ小説におけるキャラクター表象について
奈良女子高等師範学校『水曜会記事』での『女大学』をめぐる議論の位置付け
〈マスデス〉形式の機能
接尾辞「がち」の機能とその変化
連体修飾句〈ＸなＹ〉の現場性
美濃方言における待遇表現「ござる」「おいでる」「みえる」について
和歌山方言における否定の「ヤン」――「テ」との関係性に注目して
広島方言における助動詞「マー」の意味について
「声調排列原則」に反する二音節類義・対義並列語の分析
『史記』「李将軍列伝」考

▼ 2021年度

上代日本における牽牛の神聖性について――巻九・一六八六番歌「玉のかざし」より
「式子内親王集A百首」の研究
『源平盛衰記』における蘆刈説話
『夜の寝覚』の「心の鬼」
『俊頼髄脳』における卞和説話
平安・鎌倉期における「反魂香」の受容――『朗詠百首』を通して
森鴎外『舞姫』における「母」
夏目漱石『道草』論――健三と御住の関係性を軸に
夏目漱石『こゝろ』論
三島由紀夫『春の雪』論――綾倉聡子を中心に
江戸川乱歩「人でなしの恋」論――京子が語る理由
古井由吉『聖』における〈狂気〉の表現
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』論――「リファレンス係の女の子」がもたらすもの
井上靖『あすなろ物語』論――〈翌檜〉と女性像の関連について
談話における引用形式の機能
卑罵表現「ＡノＢ」
逆接で解釈される「て」「つつ」「ながら」の条件
「らしい」「みたい」「っぽい」の認知枠組みとその用法
富山方言における「あたる」について
唐における悼妓詩の展開――唱和詩を中心に
中国語における訳語の選択――映画タイトルの翻訳をめぐって

▼ 2020年度

平安文学における「季札挂剣」説話の受容
『清少納言松嶋日記』研究
『沙石集』米沢本における明恵上人説話
『毘沙門堂本古今集注』の性格――「私云」を手がかりに
『百詠和歌』の和歌表現――「旅人」を通して
大江匡房『本朝神仙伝』考
太宰治「ろまん燈籠」の構造――描き出される入江家
中島敦『光と風と夢』論――題名に着目して
幸田文『きもの』論
語られない「最果タヒ」
戦後の読書指導を探る
雑誌メディアの表象性
大福光寺本『方丈記』の書記論的研究
和歌の書記行為における仮名の連綿
『永日小品』の文体分析
漫才におけるツッコミの機能
「最近」の意味――文法と時間の関係
テクストと談話における「んだよな」の機能
岡山方言における疑問詞疑問文の「なら」について
狐の表象からみる『閲微草堂筆記』の「志怪」――『聊斎志異』との比較を中心に
李商隠詩における「嫦娥奔月」
“是......的”構文と副詞の共起関係

▼ 2019年度

上代における「未」字と「イマダ」
古代日本語におけるトコとユカ――「床」字が持つ二つの訓
『萬葉集』譬喩歌の寓意性について――巻七を中心として
伊勢の屏風歌論――『伊勢集』三四～五一番歌を中心に
『百人一首』「忘れじの」歌とその受容
『伏見院御集』における春雨の歌――五四六番歌を中心に
「新薬師寺薬師如来坐像」考――仏像の目に注目して
京極為兼の春日社への意識――『玉葉和歌集』神祇歌から
善女龍王と龍神信仰
言語行為論から見る近代日本の新聞広告
副詞「もちろん」の呼応と機能
語用論からみた助詞「も」の機能
「ら抜き」の地域差と可能表現の分布
和泉方言における終助詞「ケ」の機能
テレビ番組における文字テロップの〈文体〉
インターネットニュースの見出しにおけるオノマトペ由来の副詞について
“打ち言葉”における句読点――Twitterを手掛かりに
訳文成立の条件――カフカ『変身』の日本語訳を手がかりに
清水紫琴「こわれ指環」論
泉鏡花『高野聖』論――「孤家の婦人」を取り巻く男たち
未明童話における〈現実〉への移行――異世界に誘う者に着目して
『智恵子抄』考――二人の世界
宮本百合子『伸子』論――佃との結婚の意味
〈少女小説〉としての江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」
『牡丹亭還魂記』における夢の性質
陸游の憂国詩における老いへの嘆き
梁簡文帝蕭綱の文学集団――「望同泰寺浮圖詩」を中心に
中国語における罵語

▼ 2018年度

柿本人麻呂歌集歌「朝月日向」考
『萬葉集』における「たま」の表記 ―多様な表記と歌人ごとの特徴―
かざしと幣―『萬葉集』から『古今和歌集』―
醍醐寺と清瀧の研究
『宝物集』と永観―念仏思想の影響関係について―
一条兼良『南都百首』論
「菊」と「星」の見立てにみる和歌史
森鴎外『高瀬舟』考
江戸川乱歩『孤島の鬼』論
宮澤賢治『セロ弾きのゴーシュ』論
未明童話における「つばめ」についての一考察
「斜陽」論―四通目の書簡の〈転換〉―
丸谷才一『笹まくら』論
洋画の日本語訳における談話構成の方法
賞石文化と蘇軾―仇池石をめぐって―
「～てもらう」型授受表現における日中対照研究
中国民間における「采茶」の文学―近現代を中心に―

▼ 2017年度

万葉集難訓歌はどのように訓まれてきたのか
古代日本における〈訓読〉と書記
『古今和歌集』九八二番歌の注釈史―『両度聞書』を中心に―
平安時代後期の短連歌―源俊頼を中心に―
『とはずがたり』における遊女―後深草院二条の視線―
今川了俊『二言抄』における「歌言」
「狂ふ」ということ―元雅の『隅田川』を中心に―
近代「遺書」論―「こゝろ」は「遺書」なのか―
『門』―〈非日常〉の意味―
谷崎潤一郎「秘密」論
志賀直哉〈山科もの〉論
「レキシントンの幽霊」論
『気海観瀾広義』における物質構成概念の言語化
近代日本における新聞の〈文法〉とその変遷
「権利」の意味構造
文の階層性からみた副詞モダリティ
紀南方言における行為を促す文末詞
王昌齢詩における月
梅堯臣の詠虫詩
『史記』と『漢書』における項羽と劉邦の比較
明刊本『西遊記』における猪八戒の形象
『ある鰐の手記』についての一考察

▼ 2016年度

『萬葉集』において夢が果たす機能―三八四八番歌を中心に―
顕昭の万葉集受容―「かひやがした」を通して―
『今昔物語集』を中心とした中世説話における「瘡」
『栄花物語』における「かをり」について
漢字をめぐる言説に対する批判的検討
谷崎潤一郎「細雪」論
平安朝文学と追儺―鬼の変容―
夏目漱石「草枕」論
高校国語教科書における「檸檬」
太宰治「ろまん燈籠」論
中勘助「犬」試論
「作品」と「商品」の関係
看板文字表現の特性
明治初期戯作におけるふりがなについて
動詞連用形に付く接頭辞「お」の概念化機能
接尾辞「み」の新用法について
謝霊運詩の植物表現について

▼ 2015年度

萬葉集における住吉
萬葉集における笑いについて
『萬葉集』の雷の歌について―「天雲」を中心に―
『源氏狭衣歌合』における定家の物語受容
伊勢の長恨歌屏風歌
太宰治『正義と微笑』論
文芸雑誌『スバル』における「雁」について
夏目漱石『こゝろ』論―「殉死」の機能を視座において―
夏目漱石『三四郎』論―よし子から見る三四郎―
『桜の森の満開の下』冒頭における表現とその機能
押川春浪『海底軍艦』論
『文明いろは字引』における漢語の階層性
古代地名表記における漢字とその選択
神戸方言における「ヨル」「トル」―「ヨル」のもつアスペクト性と評価性―
現代日本語表記における（笑）について
杜牧「泊秦淮」考―「煙」中に浮かぶ秦淮のイメージ―

▼ 2014年度

萬葉集における「にほふ」―色彩と情動の関わりについて―
『萬葉集』巻十六「桜児」歌の研究―「桜」を名に負う理由―
大伴坂上郎女歌における親族間の相聞表現
紀女郎の怨恨歌について
惟宗時俊『医家千字文註』における名医伝について
羅刹女と『法華経』―性空と源心を中心に―
蝉丸伝承の変容
西行和歌における歌枕
九条兼実の武士観
宇治拾遺瘤取譚における木のうつほの役割
旧義輝本『太平記』巻四について
『七十一番職人歌合』における表現と形成
能楽における白拍子について―「道成寺」を中心に―
三遊亭円朝『名人長二』の構造
夏目漱石『虞美人草』論
夏目漱石「草枕」論
小川未明「赤い蝋燭と人魚」論
谷崎潤一郎「美食倶楽部」考―満たされるのは何の〈欲〉か―
「盲目」という選択
戦時下における「愛国心」
有吉佐和子『恍惚の人』論―介護の恣意性―
伊予方言の文末詞「けん」について
『史記』における伍子胥の伝説について
六朝の志怪小説における犬について
唐代の虎の変身譚

▼ 2013年度

萬葉集巻十三の柿本人麻呂歌集歌について―三二五三番歌と三二五四番歌を中心に―
万葉集における「なく」
万葉集における同語反復
『石清水物語』について―武士と男色の問題を中心に―
正徹における言語意識
武者小路実篤『友情』論
菊池寛『真珠夫人』論
「暗夜行路」論―謙作にとっての小説―
プロレタリア文学による炭鉱の編成
『ドグラ・マグラ』論
揺れ動く「人間」
太宰治『斜陽』試論
キリシタン訳聖人伝の語りと表現
静岡方言における終助詞「っけ」の機能について
三河方言における文末表現「じゃんね」について
播州方言における「ヨル」「トル」の継続相と結果相について
備後方言における文末尊敬表現「テジャ」について
メディアによる表現の変換―原作から漫画へ―
蘇軾の和陶詩について

▼ 2012年度

万葉集巻第三・四二六番歌について
万葉集巻三・四二七番歌に詠まれる「八十隅坂」について
河内王挽歌の表現と構成
万葉集におけることば遊び―「戯書」の考察を通して―
『源氏物語』における「小君」
『多武峰少将物語』考
『守武千句』における漢語と連想
島崎藤村『ある女の生涯』試論
「舞姫」論―教育の中で「舞姫」はどう踊る―
再話される「銀河鉄道の夜」―小学四年生版テクストをめぐって―
有島武郎『或る女』論
里見弴『多情仏心』論―「まごころ」の実相―
「電話」という装置
安部公房『壁』論
逆接を意味するサリ系接続詞の歴史
平安和文における引用とモダリティ
日本近代詩における印刷書式の成立
熊本方言における「ば」の機能
一語文のイントネーション・パターンと聞き手の印象
外来語「アイデンティティ」の意味変化について
『宣験記』の応験譚―『観世音応験記』との比較を通して―
清代詩文における敗残のイメージ―植物描写を中心に―
『聊斎志異』における男女の友情

▼ 2011年度

古事記における猿田毘古神の海溺れについて
日本書紀における少彦名命の性格―「悪」について―
『日本霊異記』中巻第二十五縁考―「鬼」の認識―
『とりかへばや物語』における天狗と男女逆転―女性の〈幸せ〉の可能性―
謡曲《葛城》論―一言主神の性格を巡って―
『雨月物語』における「もののけ」像―漢字表記の問題を中心に―
宮澤賢治『ポラーノの広場』試論
芥川龍之介『神神の微笑』論
内田百閒『冥途』小論
志賀直哉「或る男、其姉の死」試論
『陰翳礼讃』考
山本周五郎『さぶ』試論
上代人の言語観
別字か異体字か―「寝」と「寐」を例に―
文体と〈女性〉性
副詞「たしかに」の機能と用法
李白詩における不老不死―探薬及び登仙を中心に―
『水滸伝』における宋江の人物像―招安をめぐる場面を中心に―
隋唐五代における蛇の説話について　※

▼ 2010年度

『萬葉集』における「青」の色彩の表現
筑前国志賀白水郎歌十首の対応関係
山口女王の歌六首について
笠金村「贈入唐使歌」における女性仮託について
イザナキとイザナミの神名―漢字表記を中心として―
『日本霊異記』に見る「神」の意義
枕草子八三段考―雪山をめぐって―
湛慶阿闍梨の破戒意識構造をめぐって―『今昔物語集』巻第三十一第三話を中心に―
『伊勢物語』における万葉歌
入水往生について
三善清行『善家秘記』について―「服薬駐老験記」を中心に―
近世における「辻取り」について―『物くさ太郎』を軸に―
能『羽衣』試論
了意試論―和歌と狂歌を中心に―
内藤風虎の俳諧について―貞門俳人との関わりを中心に―
夏目漱石『それから』論
夏目漱石『行人』論
泉鏡花『沼夫人』考
尾崎翠『第七官界彷徨』小考
太宰治『斜陽』論
劉向『列女伝』における醜女について
『捜神記』における鬼との接触について
中世日本語の待遇表現　※
白居易詩の数字表現について　※

▼ 2009年度

山上憶良の七夕歌　一五二三番歌から一五二六番歌について
物語における色好みと天皇―『伊勢物語』六十五段を中心に―
孝標女の視点について―『更級日記』論―
『閑居友』における不浄観
『日本往生極楽記』における女人往生―迦才『浄土論』・『往生西方浄土瑞応刪伝』と比較して―
中世和歌の恋―水無瀬御影堂奉納五十首和歌について―
『松蔭日記』についての一考察
泉鏡花『眉かくしの霊』試論
梶井基次郎『Ｋの昇天―或はＫの溺死』試論
谷崎潤一郎『細雪』試論
李白の獨酌詩について
李商隠「無題詩」についての考察
『三国志演義』における関羽像
魯迅小説の寡婦像―「明天」と「祝福」を中心に―
福井県嶺北方言の断定表現について　※
漫才における非言語的音声の分析　※
おネエ言葉の再生産　※

▼ 2008年度

万葉の近江歌
坂上郎女と大伴百代の贈答歌―枕詞「山菅之」を中心として―
「之多敝乃使」と「阿麻治思良之米」
『とはずがたり』論
『十六夜日記』考
高階貴子の道心をめぐる一考察―『栄花物語』を中心に―
覚一本『平家物語』における〈老い〉の諸相―斎藤実盛を中心に―
枕草子の和歌への影響
実朝論
『藤六集』についての一考察
『宗于集』論
狂歌合『玉吟抄』考
夏目漱石『坑夫』試論
宮澤賢治『セロ弾きのゴーシュ』試論
太宰治「人魚の海」論
川端康成「みづうみ」試論
『詩経』渡河モチーフ試論
古代中国に於ける帝王の神性―感生説話を中心に―
陶淵明論―陶淵明の詩文における『論語』の引用から―
伐木考―中国古小説における樹木の怪異について―
王十朋　妻と子への想い
和歌中の喚体表現　※
『通俗伊蘇普物語』における漢字音と傍訓の関係　※
節用集の地名　※
三河地方における命令・勧誘表現　※
諺についての日本語と中国語の比較　※

▼ 2007年度

万葉集に於ける「天地」をめぐって
藤原麻呂と坂上郎女の贈答歌
『古葉略類聚鈔』の編纂についての一考察―分類を中心として―
植物による比喩と人物造形―『源氏物語』を中心に―
＜遁世＞の嚆矢と玄賓
『転寝草紙』考―「夢」と「うつつ」をめぐって―
志賀直哉『雨蛙』試論
川端康成『雪国』試論
大岡昇平『野火』試論
遠藤周作『沈黙』試論
遠藤周作『海と毒薬』試論
ｹﾞｲの末路―二つの伝承の意味―　*ｹﾞｲは羽の下に廾
『列女伝』蘖嬖伝の意味について　*蘖の木は子に換える
神から人へ―魏晋の賦における神女のすがた―
魏晋の別れのうたについて
記紀における「詔」についての一考察　※
形容詞が作る物語の世界―『とりかえばや物語』における「なまめかし」のはたらき　※
「言い間違い」の分析　※
リービ英雄の翻訳態度―英訳万葉集を例にして―　※
日本語と中国語の指示詞の対照研究　※
日本と中国の魚偏漢字の考察　※
『世説新語』任誕篇に関する一考察　※
『冥報記』李山龍篇の考察　※
「杜子春伝」小考　※

▼ 2006年度

後期万葉の天皇歌
大伴家持の植物詠
奇異雑談集の成立に関する一考察―『漢和希夷』をめぐる問題―
室町時代物語『しぐれ』考―永正十七年本と永正十年本の間―
幕末熊野へのまなざし―伊達千広の著作を中心に―
夏目漱石『行人』考
芥川龍之介「蜃気楼」試論
『詩経』における「美」について
『捜神記』の死者再生譚について
梅堯臣の絶句に関する一考察
聊斎志異の女性形象
もじ言葉考　※
バレト写本における聖書翻訳についての一考察　※
動詞の派生について　※

▼ 2005年度

親子の関係から見た万葉歌
万葉集における通用字考
坂上郎女呼子鳥の歌についての一考察
夕霧と五節舞姫―藤典侍の存在意義について
灰と再生―『今昔物語集』巻二四‐一一考
『今昔物語集』本朝部の待つ女―巻二七‐二四「人妻死後会旧夫語」についての一考察
『発心集』巻三‐九「樵夫独覚の事」試論
細川三斎茶道逸話の研究
木下長嘯子和歌の表現と方法
『貞徳文集』についての一考察
『傾城阿波の鳴門』考
『三四郎』小考
夏目漱石『それから』試論
中島敦「古俗」試論
芥川龍之介「世之助の話」試論
谷崎潤一郎『細雪』試論
三島由紀夫『金閣寺』試論
三島由紀夫「午後の曳航」試論
幸田文『きもの』考
曹操の遊仙詩
『金瓶梅詞話』における講釈師の語りの矛盾について

▼ 2004年度

万葉の鳥についての一考察
『秋夜長物語』について―中世寺院における児―
徳川美術館蔵『掃墨物語絵巻』について
久米仙人考―墜落の背景―
橘曙覧論
『日本永代蔵』における商い
『長町女腹切』論
河竹黙阿弥『三人吉三廓初買』論
樋口一葉『にごりえ』論
森鴎外『護持院原の敵討』試論
森鴎外『興津弥五右衛門の遺書』考
『坑夫』試論
夏目漱石『道草』論
芥川龍之介『秋』試論
中島敦「わが西遊記」試論
遠藤周作『沈黙』論
蘇軾と蘇轍―蘇軾黄州左遷時期の兄弟の応酬詩を通して―
『水滸伝』における女性

▼ 2003年度

万葉集旋頭歌についての一考察
流謫の宅守
笠郎女のことばと心
昇天する姫君―『竹取物語』と『浜松中納言物語』の月と浄土について
『落窪物語』の表現―異彩の王朝文学―
物語を動かす犬神　『崇德院讃岐伝説』試論
宗祇と『伊勢物語』―その作品世界をどう解釈したか―
式子内親王の和歌世界
永福門院小考
『武道伝来記』「心底を弾琵琶の海」
『うたかたの記』試論
夏目漱石『二百十日』試論
夏目漱石「それから」論
「それから」考
夏目漱石『こころ』小考
中島敦『弟子』試論
小林秀雄『本居宣長』試論
鮑照詩にみえる「憂」
王安石と金陵の自然
『宋史』列女伝についての一考察

▼ 2002年度

宇遅能和紀郎子関連の歌謡について
『万葉集』巻十部立考
挽歌における「妹」
秘事陵王荒序と『舞楽雑録』の成立
本院侍従像の背景
『山路の露』試論
「伊達競阿国戯場」考
日本永代蔵巻二ノ三「才覚を笠に着る大黒」考
夏目漱石『門』試論
夏目漱石『彼岸過迄』論
芥川龍之介「歯車」について
曹大家『女誡』について

▼ 2001年度

高行健『車站』試論
新古今集における掛詞的用法の研究
謝ﾁｮｳの「窗」　*ﾁｮｳは月偏に兆
『万葉集』の鳥
『浜松中納言物語』における父と子－『竹取物語』との関連から考える－
万葉のあすか
中島敦「李陵」の研究
「色に出づ」再考
百人一首喜撰法師和歌考－世を宇治山－
宮沢賢治『雁の童子』考
「源氏物語」のもののけについて－紫式部の意識からの考察－
潘岳「悼亡詩」の背景
『かるかや』考
『今昔物語』巻二七一七「在原業平中将女被鬼語」の「鬼」について
『枕草子』の類聚章段－堺本を中心に－
描出の姿勢－『枕草子』後期日記的章段を中心に－
夏目漱石『こころ』私見
「金閣寺」私論
夏目漱石「幻影の盾」試論
李賀の音楽表現
『南柯太守伝』試論
夏目漱石『三四郎』について
『漢書』外戚伝についての一考察

▼ 2000年度

お伽草子『福富長者物語』考
「大柑子お三持ち給ひける」小考
梅堯臣試論
『讃岐典侍日記』論
『源氏物語』における『法華経』ー若菜巻下を中心にー
新美南吉作品における〈狐〉
『それから』論
連歌の会席について
『古本説話集』考
『薮の中』私見
次郎冠者
芥川龍之介『六の宮の姫君』試論
宮沢賢治『注文の多い料理店』
『源氏物語』の笛
村上春樹『図書館奇譚』試論
『百人一首切臨抄』ー古注釈史上への位置づけー
遠藤周作『深い河』論
『宿直草』試論
夏目漱石『野分』試論
陶淵明「歸去來兮辭」試論

▼ 1999年度

戯曲「修禅寺物語」への考察
太宰治「駈込み訴へ」試論
杜甫詩に見る鳳凰のイメージ
『竹むきが記』ー回想の視点ー
「貝合」のまなざしー『堤中納言物語』考ー
菊池寛『俊寛』試論
『今昔物語集』と『俊頼髄脳』の共通話に関する考察
唐以前の夢の詩について
人麻呂歌集及び作歌の表記について
芥川龍之介の童話
永井荷風『すみだ川』試論
鬼になる母ー『今昔物語集』第二七ノ二二を中心にー
『延慶本平家物語』における頼豪説話
連想の糸を紡ぐー『宇治拾遺物語』の説話配列に関する考察ー
蛇になる者
龍になる者ー『今昔物語集』を中心にー
芥川龍之介「戯作三昧」論
新美南吉『最後の胡弓弾き』論
大岡昇平『野火』試論
四方四季の主題ー『浄瑠璃十二段草子』を中心にー
志賀直哉『焚火』試論
藤原萬里の詩について
『伽婢子』試論ー「牡丹灯籠」を中心にー

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