国立大学法人 奈良女子大学
日本アジア言語文化学

日本アジア言語文化学コース(日ア)とは

日本アジア言語文化学コースでは、日本・中国など東アジア全体の言語文化を広い視野で学んでいきます。地域・時代・ジャンル・流派・作家など、さまざまな切り口から、具体的に「読む」という作業を通してその特質を明らかにしていきます。言語活動という観点から日本そしてアジアの文化を考えることができる素材なら、すべて私たちの研究対象になるのです。

卒業後の進路は、各地の中学・高校の国語科教員に毎年数名が合格しているほか、国家・地方公務員、新聞社、出版社、商社など、職種は多岐にわたっています。

また、専修免許の取得、そして卒論を書くうちにもっと時間をかけたくなった人などには博士前期課程(2年)への進学を勧めています。さらに博士後期課程(3年)へ進学して博士論文への意欲を燃やす人にもきめこまかな指導をしています。


卒業論文題目(平成11/1999年度〜)  ▼ 修士論文題目(平成11/1999年度〜)  ▼ 博士学位取得者・博士論文題目(大学院人間文化研究科サイト)

▼ 授業について

授業科目は大きく【概論】【講読】【演習】【特殊研究】に分かれています。

【概論】日本・中国の「文学」について、さまざまなテーマから広い視野を身につけます

(例)ことばの規則性・体系性と多様性 / 日本語の歴史と漢字による表記 / 中国語の特徴としくみ

【講読】文献を詳細に読み解きながら、調査・考察・読解の基礎を養っていきます

(例)『古今集遠鏡』を読む /『萬葉集』の古写本 /『大和物語』の注釈を読む /『百人一首』古注釈 / 志賀直哉の作品を読む / 語りもの文学「宝巻」の閲読

【演習】1・2年時に養った基礎力を応用しながら、自身の力で調査・解釈していきます

(例)日本語表記の多様性 /『真言伝』/『歌林良材集』/ 島崎藤村と女性作家作品 /『文選』の詩を読む / 中国古代の思想文献を読む

【特殊研究】諸学問の先端に触れながら、自身の知的視野を広げていきます

(例)日本語の人称体系・指示体系・助動詞の意味機能 / 中国語の声調とは / 『常陸国風土記』上代における地誌と文学/ 中世の神話・和歌・説話伝承 / 20世紀中国語圏の流行歌




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