二月堂


えつ:ちょっとぉー、この階段長すぎるわぁ。むちゃしんどーい。
まり:もうちょっとやからがんばろ。ほら、あと3段やで。
えつ:わー。むっちゃ見晴らしええやん。ドリームランドや平城宮跡も見えるし、あっ、生駒山まで見えるやん。うちの大学は木に隠れて見えへんけど。
まり:うん、きれいやなあ。景色もすごいけど建物もすごいと思わへん?京都の清水の舞台みたいやなぁ。
えつ:そうやなぁ、似てるかもしれへん。古いんかな。
まり:もとは752年に実忠和尚によって建てられたんやけど、1667年にお水取りで焼けてしもて、その2年後に徳川家綱によって再建されたんやって。
えつ:お水取りって何や?飲み水でも取り合うん?
まり:ちゃうちゃう。二月堂の代表的な行事やねん。東大寺のお坊さんが1ヶ月ぐらい二月堂にこもって、修行しやはんねんて。その中の3月1日から14日に大きい松明(たいまつ)をもった人が二月堂の舞台を走らはんねん。夜やから寒いねんけど、このお水取りが終わると春が来るって言われてんねんて。
えつ:ほんまぁ?お水取り終わってもむちゃむちゃ寒いやん。どいうことなん?
まり:ただ言われてるってだけやと思うわ。

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