![]() ■平成19年度実施報告 ![]() 子どもの自立 ――生きるということ、働くということ ![]() かつて多くの子どもたちは、家の仕事を子どもなりに手伝い、その子どもの働きがあってはじめて家族の生活が なんとか回っていくというのが、日本社会の一般的な姿でありました。それだけ経済的には貧しいものでした。 しかし高度経済成長を経て、経済的に豊かになると、もはや子どもたちに働いてもらわなくても生活が成り立つ ようになり、子ども時代はもっぱら学校制度のはしごを順調に上り、将来社会に出た先に安定した生活ができる ようにするための準備の期間となりました。 そんななかでいま、子どもたちは家庭・地域の生活を担うことなく、言わば無業者として親にもっぱら保護されて 学校年代を送り、社会へと押し出されています。 そしてその結果、皮肉なことに、子どもたちは親の手を離れて自立することが難しくなりました。 平成18年度の公開講演の企画では、子どもの安全・保護と自立の問題について、主に「安全・保護」の側面に 焦点を当てて考えてきましたが、平成19年度はそれを受けて、「自立」の問題を正面に取り上げ、若者の不登校 や引きこもりを論じるなかで、「生きるということ、働くということ」の意味について、みなさまと一緒に考えました。 ![]() 一般 教員、児童福祉関係者、子育て支援関係者、青少年育成関係者、大学院生 ほか ![]() ![]() 講 師: 佐々木 賢 神奈川県高等学校教育会館教育研究所代表 日本社会臨床学会運営委員 日 時: 2007年10月27日(土)午後1時30分〜4時 会 場: 奈良女子大学 記念館2階講堂 (正門正面) 【企画要旨】
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![]() ― 自立支援の現場から」 講 師: 佐藤 透 自然流自立塾NOLA 日 時: 2007年11月17日(土)午後1時30分〜4時 会 場: 奈良女子大学 文学部(総合研究棟)北棟N202教室 【企画要旨】
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![]() ― きのくに子どもの村学園の「プロジェクト」のねらいと実際」 講 師: 堀 真一郎 学校法人きのくに子どもの村学園・学園長 元大阪市立大学教授 日 時: 12月15日(土)午後1時30分〜4時 会 場: 奈良女子大学 記念館2階 講堂 【企画要旨】
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![]() 講 師: 小浜逸郎 国士舘大学客員教授・批評家 日 時: 2008年2月23日(土)午後1時30分〜4時 会 場: 奈良女子大学 講堂 【講演要旨】
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