タイトル:子ども学プロジェクト





 公開研究会
 

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 企画趣旨
  
 
「教師になる」ことは、子どもの自立支援の前線に立つことでもあります。
 いきなり前線に立ったとき、さて何から手をつけたらよいのか、課題が目の前に山積されます。

 授業実践に始まり、学級運営、様々な背景を抱えた子どもに応じた支援、校内分掌、職場の同僚関係の形成、
 保護者への説明と対応まで、課題は多様であり、まじめな教師ほど一人で思い悩む傾向にあります。

 問題や困難は自らの成長の資源として活かせるものなのか、また、自分の悩みや行き詰まり感は学校という場で
 あり得ることなのか――教師の成長過程を展望し、問題解決の手がかりや足がかりを参加者のみなさんと一緒に
 考えてみませんか。

 若手教員のほか、教員志望の大学生・社会人の参加を歓迎します。


 日 時  2009年11月28日(土) 午後1時〜4時
      

 会 場  奈良女子大学文学系N棟1階N101室(近鉄奈良駅1番出口徒歩7分)


 対 象
   若手教員(小学校の事例が中心ですが、参加者の校種は問いません)
   奈良女子大学附属小学校で教育実習を行った方
   教員志望の大学生・社会人(在籍・出身大学は問いません)
 
 参加費
   無料                                     






愛知派遣村の支援活動
―貧困と排除に取り組む民間団体へのフィールドワーク―
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 企画趣旨
  
  
2009年は、仕事と住まいを失った方を支援する東京・日比谷公園の「年越し派遣 村」で年が明けました。
  年越し派遣村は、日本にはないと思われてきた「貧困」を可 視化させ、日本社会に大きな衝撃を与えました。
  しかし、こうした活動が、相談者や 参加者や地域社会等にどのような影響を及ぼしているのかについては、
  実はほとんど 調査・研究されていません。
  年越し派遣村はその後6月に閉村されましたが、現在、「派遣村」活動は全国各地に 広がっています。

  本報告では、このうち、派遣切りされた非正規労働者が全国最多の愛知県で展開されている「もう一つの派遣村」
  の背景・構造・意味世界に迫ります。
  そして、全国的な動きを踏まえつつ、包摂的な社会のあり方について検討します。


 報告者
   
  大山小夜(おおやま さや)
  金城学院大学人間科学部准教授(社会学)、愛知派遣村実行委員会運営委員。
  1998年より多重債務者自助組織の調査を開始。
  09年、第60回関西社会学会大会奨励賞 受賞(題目「日本の多重債務運動と改正貸金業法」)。
  現在は、国内関係者らとともに、多重債務問題が深刻な韓国、台湾などアジアでの法律家・市民ネットワーク
  づく りに関わっている。
  95年奈良女卒。


 日 時  2009年12月8日(火) 午後5時〜7時
      

 会 場  奈良女子大学文学系N棟1階N101室(近鉄奈良駅1番出口徒歩7分)


 対 象
   一般

 参加費
   無料                                  



「発達の支援と臨床心理士」          チラシ
    


 企画趣旨
  
  
人という種は出産・育児に関する情報を遺伝子内にほとんど持たないと言われています。
 だからでしょうか、対象関係論をはじめ、人は親子関係を学問の対象とすることで、その問題に取り組んできた
 ようにも見受けられます。だからこそ、子育てというごく当たり前の出来事に、私たち臨床心理士の活躍の場が
 あるのでしょう。

  相談に来られる、いわゆる定型発達の子どもとその養育者との関係でさえも解きほぐすのに難しく、ましてや、
 発達に困ったところを持つ子どもと養育者は、非常に困難な状況に置かれていることが多いです。「子どもに関わ
 る」仕事は、その子の養育者ごと、家族ごとまる抱えする、非常にエネルギーの要る仕事だと日々実感しています。

  相談室が取り組んできた療育グループ(「とことこ」クラス)の活動をご紹介しながら、子どもに関わる仕事の
 醍醐味を少しでもお伝えできればと思います。


 報告者
   
  田中 櫻子(たなか ようこ)
  私設相談室(こころの相談室DD夙川)主宰 臨床心理士
  公的機関で0歳から就学前までの子と養育者への育児発達相談を担当。
  隣接する小児科(堀内小児科)の委託で3歳から15歳未満の子どもと養育者のカウンセリングならびに
  療育を担当。私立大学の学生相談室では学生への心理面接及び心理検査にあたっている。
  大阪大学人間科学部卒業(教育社会学)
  大阪大学大学院修了(臨床心理学)


 日 時  2010年1月26日(火) 午後5時〜7時
      

 会 場  奈良女子大学文学系N棟1階N101室(近鉄奈良駅1番出口徒歩7分)


 対 象
   一般

 参加費
   無料             



子ども学研究集会
―プロジェクト7年間の潮流―
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 企画趣旨

  
  
本プロジェクトでは、「子ども」とは、年少者のことのみを指すのではなく、生命体であり、関係態を
 表すことばです。これまで、世代の生成・継承や、人間の習熟、自立などの諸局面から「子ども」や「子
 どもの問題」を考えてきました。また、「子ども学」を名乗り、
まず現実の問題にぶつかって、そこで新 たなアプローチを編み出し、あらたな理論を立ち上げていく、という学問のあり方を追究してきました。
 この時代、この社会、そこに生きる人間の問題を、「子ども」をキーワードとして読み解くこと、そして 今生きている「子ども」が将来の社会のデザインに包括的に向かえるような提言をし、ともに社会を作っ ていこうとすること、それが「子ども学」の目的です。

 この度、本プロジェクトでは、プロジェクトを発足より7年間牽引されてきた浜田寿美男教授のご退職 を機に、あらためて子ども学を展望する研究集会を開催します。公開しておりますので、ご関心のある  皆様には、是非ご参加ください。



 日 時  2010年2月20日(土) 9時〜18時

 プログラム  

  1.個人研究発表 9:00〜12:20  詳細はこちら

    2.シンポジウム 13:30〜16:00
      
       「アジアの子どもたちの生活世界 ――その昨日・今日・明日」


      話 題 提 供:山本 登志哉(早稲田大学)

                     伊藤 哲司(茨城大学)

              呉  宣児(共愛学園前橋国際大学)


      コメンテーター:裄V 有吾(奈良女子大学)

        司      会:浜田寿美男(奈良女子大学・子ども学プロジェクト代表)


  3. 講 演  16:15〜17:45

 「子どもと時代 ――『二十四の瞳』の子どもたちのいま」

  浜田寿美男(奈良女子大学・子ども学プロジェクト代表)

       司 会:真栄城輝明(奈良女子大学文学部・子ども学研究集会実行委員長)


      
 会 場  奈良女子大学 総合研究棟N202室


 対 象
   一般

 参加費
   無料              


                                                             
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