奈良女子大学 地域貢献事業 2021

健康なら21Stepアップ事業

事業の概要・目的

 奈良県および市町村が推進する「健康なら21計画」と連携して、身体運動を通じた「健康づくりによる地域の活性化」に貢献することを目的に、幼児から高齢者まで様々な世代を対象とした運動プログラムを開発し、それらの普及にかかわる地域における運動指導者の育成を課題とする。また、本学学生に対して、本事業の「フォローアップ研修会」は、「健康運動指導士資格認定科目」として位置づけ、健康づくりの人的支援育成に努めている。
 これまで本事業では、平成15年度の県要請による高齢者体力維持を目的とした「ステップアップ体操」、平成21年度の同じく県要請による壮年期生活習慣病予防を目的とした「なら10 Minutes Exercise」、平成26年度の高齢者の営農を支える「らくらく体操」を開発した。
 この他にも学生主導による地域住民への運動指導「ブリッジ・テラス」運営の他、行政・地域と連携した健康づくり事業を通じ、地域の運動指導者のスキルアップや地域住民の運動啓発をする知識と実践を学ぶ機会提供も目的としている。
 昨年度は新型コロナ感染防止のため、対面での研修会は延期そして中止となったが、オンラインによる講演会と質問紙による調査を実施した。今年度もコロナ感染拡大予防の観点から、対面での研修会実施は慎重に進めていく。Webを用いた研修会の開催や、奈良女子大学スポーツ健康科学コースのからだへの視座を紹介していく公開講座の実施を計画している。 HP上に運動プログラムを提供することを計画している。また、行政との連携においては、自粛生活対策として「今こそステップアップ体操を!」の取り組みをする奈良県HP掲載部分の刷新に、協力する予定である。

実施担当者・関連組織等

<<本学担当者>>  
 スポーツ健康科学コース
 星野聡子、石坂友司、井上洋一、成瀬九美、中田大貴、大高千明 <<連携組織等>>    奈良県 奈良県福祉医療部医療政策局 健康推進課  奈良市 市民部スポーツ振興課

本年度の予定

今年度テーマは「“with コロナ”の体力保持・増進」。
本事業は2021年度に18年目を迎え、以下の6事業を展開する。

@ボランティア指導者養成を目的とした「フォローアップ研修会」開催
奈良県の「健康日本21」事業(H13〜H21)で平成15年度に養成した地域運動指導ボランティアを対象に「奈良県健康増進計画」(H22〜H25)、「なら健康長寿基本計画」(H25〜R4)と連携しつつ運動・健康を取り巻く今日的問題と向き合い、運動プログラムの開発や活動支援の指導者サロンを行う研修会を開催する。会員数339名。健康運動指導士認定必須科目のインターンシップの場としての機能も備える。

A学生による地域住民への運動指導「ブリッジ・テラス」運営
コラボレーションセンター多目的共同セミナー室で第3 木曜に、実技指導・相談をスポーツ健康科学コースの学生を中心に運営する。

B各種運動プログラムの開発・啓蒙
「ステップアップ体操」を代表とする地域の人々の目的に応じた各種プログラムの開発・啓蒙をする。

C奈良市スポーツ振興課と連携した運動行事の支援
D運動指導者研修会への講師派遣
E地域の心身の健康調査

※ただし、新型コロナ感染症の情勢を鑑み、開催の可否を随時慎重に検討しながら推進する。

昨年度の事業

 新型コロナ感染症の影響で事業は縮小されたが、令和2年11月21日(土)に奈良体育学会との共催で、公開シンポジウムを行った。
 終了後には、シンポジウムの動画を本学スポーツ健康科学コースのホームページのサイト「健康なら21Stepアップ事業」に掲載し、フォローアップメンバーには郵送でURLとパスワードを配布し、パソコン、スマートフォンなどから視聴してもらった。

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