学部紹介

学部長のメッセージ

生活環境学部長  黒子 弘道

生活環境学部は、私たちの生活と生活を取巻く環境について生活者の視点から、世界のモデルとなる心身とも健康で文化的な人々の生活を創造するために衣食住の生活環境を科学し、循環型社会の構築と安全で豊かな生活環境の創造に貢献する、21世紀の時代的要請を受けた、国立大学法人唯一のユニークな学部です。

生活環境学部の教育目標は「生活に関する専門的知見および問題解決能力を持ち、個人、家庭そして社会の生活を創造できる能力を持ち社会をリードできる女性の育成」です。つまり、衣食住などの生活に関する正しい認識を持つことにより、より良い賢い生活を創造し、あなたとあなたの周りの人達の人生を充実させることができる人になるという事です。これまでの多くの企業では、高い技術を用いてより良いものを作ればよいという生産者の視点からの製品づくりが重要でしたが、今日では生活の必要から、つまり生活者の視点から物事を考えることの重要性が増しています。生産者の視点を生活者の視点に移し、科学技術に生活スタイルをあわせる時代から、生活スタイルに科学技術をあわせる時代になりつつあります。このためには「生活者の視点」を持った人材が必要となり、企業は生活者の視点を正しく「科学の言葉」で表現できる人材を希求しています。私達は皆さんをこのような必要とされる人材へと育成します。

生活環境学部は、「食物栄養学科」、「心身健康学科」、「住環境学科」、「生活文化学科」、「情報衣環境学科」の5学科構成となっています。衣食住の生活基礎を学べ、心身とも健康で文化的な生活を構想できるように設計されています。家庭、保健体育、情報の教員免許を始め、管理栄養士、建築士、健康運動指導士、認定心理士など資格認定につながるカリキュラムが提供されています。 奈良女子大学生活環境学部は家政・生活科学系の中で日本のトップクラスの学部であるため社会からの期待が大きく、先輩たちは教員・研究者や国、自治体、企業等の高度専門職として幅広く活躍しています。みなさんは充実した教育研究環境の中で生活環境学の分野をリードする優秀な教員による少人数教育を受けることができます。そして奈良女子大学は奈良という落ち着いた環境の中にあり、100年を超す長い歴史に支えられています。 歴史的・自然的環境に恵まれ、世界遺産を擁する国際文化観光都市・奈良で充実した学生生活を過ごし、青春を謳歌しませんか?

生活環境学部の特色

生活環境学は、私たちの生活とそれを取り巻く環境について研究し、豊かな生活を創造することにより幸せな社会をつくることを目指しています。私たちの毎日の生活は多様な要因から成り立っています。生活環境学部は、5つの学科において生活の教育と研究を行っています。“食”を科学する「食物栄養学科」、“快適で安全な住まい”をめざし考える「住環境学科」、“生活を文化の視点から”探る「生活文化学科」です。そして、平成26年度から「心身健康学科」と「情報衣環境学科」が新設されます。「こころ」の健康は大きな問題です。また、スポーツは健康の維持増進に最適な方法です。そこで「こころとからだ」の健康を総合的に学ぶ「心身健康学科」を新設します。また、コンピュータを介する情報通信は我々の生活の基盤になっており、コンピュータの軽量小型化は衣類と大きな関わりを持ちます。そこで「情報衣環境学科」を新設します。この2つの学科は「生活健康・衣環境学科」が発展解消したものです。生活環境学部は、今後の生活と環境の変化に自在に対応できる学部に変わります。

各学科の学生定員は30名から40名であり担当教員は10名から19名の構成で、少人数教育が特徴です。それぞれの分野の第一線で活躍する教員が、丁寧に教育を進めます。また、講義、ゼミ、実習、演習など多様な形で学ぶことができます。ここであなたの可能性を引き出し、将来の基盤をつくることができます。

奈良は、歴史文化遺産が多い静かな落ち着いた町です。また、大阪や京都へのアクセスが便利であり、大学生活をエンジョイできる範囲が広がっています。大学生活は人生の大きな岐路であり起点です。ゆったりと落ち着いた奈良で勉強して、あなたの持っている可能性を深めて将来に結びつけませんか?

生活環境学部のアドミッション・ポリシー

生活環境学部の教育理念

生活環境は、急激な変化を遂げています。こうした時こそ生活環境に関する基礎科学と応用科学を駆使する教育研究を通じて、人の生き方を深く考え、健康で文化的な生活と環境の持続的な発展を図らなければなりません。特に、現在はグローバル化が進み、地球的な視野と生活者の視点をあわせ持つ女性の力を必要としています。

「21世紀の生活環境学」を目指した本学部は、健康で安全・快適な生活環境を築くため、食物や栄養についての科学的概念と同時に実践的知識を学ぶ食物栄養学科、心と身体の健康について幅広い視点で総合的に学ぶ心身健康学科、革新的な生活技術を自然科学的に学ぶ情報衣環境学科、安全で快適な住まい・都市・環境の創造を学ぶ住環境学科、そして生活文化を人文・社会科学の視点から総合的に学ぶ生活文化学科の五学科から構成されています。

生活環境学部の求める学生像

生活環境学部は、生活能力、生活診断力、生活改善力に優れ、生活者の目から社会をリードできる優れた女性を養成することを教育の目標にしています。本学部が求める学生は、基礎学力を備えた上に、学部の性格や教育目標を理解し、生活や生活環境のあり方に関心を持った意欲ある学生です。また、教育研究の対象が複雑で多様なため、注意深い観察力と広い視野を持って生活環境問題を分析・判断したり、それらを基に豊かな生活環境を創造することに興味を持った文科系・理科系にわたるいろいろなタイプの学生を求めています。

生活環境学部の入試方法の特色

生活環境学部の一般入試前期日程では、高等学校における学習の基本的達成度を問う大学入試センター試験を課した上で、生活環境学部が必要とする基礎的学力と論理的思考力を問う2教科の個別学力検査を課して評価しています。

なお、一般入試後期日程では、大学入試センター試験を課した上で、個別学力検査として面接を実施し、高等学校における達成度に留意しつつ、個性のある人材を確保します。

また、特別入試として、高等学校における学習の基本的達成度に加え、志願者の論理的思考力や問題解決能力、さらに表現力などを知ることを目的として、推薦入試を実施しています。

生活環境学部のカリキュラム・ポリシー

生活環境学部のディプロマ・ポリシー

奈良女子大学生活環境学部は、生活の根幹である衣食住を基盤とし、心身・情報・文化など多様な生活環境に関する教育研究を通じて、生活に関する専門的知見および問題解決能力を持ち、個人、家庭そして社会の生活を創造できる能力を持った人材の養成を目指す。

学位授与の要件

習得する能力

生活環境学部の歴史

1908(明治41)年
奈良女子高等師範学校が設立される。
1949(昭和24)年
奈良女子高等師範学校を母体に奈良女子大学が誕生。
文学部及び理家政学部を設置。
1953(昭和28)年
理家政学部が理学部と家政学部に分離。
1964(昭和39)年
大学院家政学研究科(修士課程)を設置。
1981(昭和56)年
大学院人間文化研究科(博士課程)を設置。
1993(平成5)年
家政学部を改組し、生活環境学部を設置。
1998(平成10)年
5年生の大学院人間文化研究科博士課程を設置。
2004(平成16)年
国立大学法人法により、国立大学法人奈良女子大学となる。
2006(平成18)年
生活環境学部を改組し、「食物栄養学科」「生活健康・衣環境学科」「住環境学科」「生活文化学科」の4学科となる。
2014(平成26)年
生活環境学部を改組し、「食物栄養学科」「心身健康学科」「情報衣環境学科」「住環境学科」「生活文化学科」の5学科となる。