【世界初】「細胞移植なしの網膜再生」への応用が期待される新しい網膜再生様式の発見とその細胞機構が解明されました(2/21)

 

 本学研究院自然科学系 荒木正介教授の研究グループは、両生類モデル実験動物であるネッタイツメガエル成体を使い、全網膜が再生することを明らかにしました。再生網膜の起源となる細胞は毛様体と呼ばれる組織の上皮細胞であり、この上皮性幹細胞から、失った網膜がすべて再生する現象の報告は国内外で初めてとなります。サカナからヒトまで、毛様体上皮に幹細胞が存在することは培養条件下ですでに証明されており、今後、ゲノムの明らかなネッタイツメガエルで再生の遺伝子メカニズムを解明することによって、ほ乳動物への応用「細胞移植なしの網膜再生」も可能になることが期待されます。



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