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                   日本の農山村は過疎高齢化、公共交通機関の衰退などでコミュニティの力が弱まっています。日頃農村を歩き指導を行うある農業普及員は、「将来、村に戻って農業をしたい、という人はいる。しかし彼(女)らの定年帰農まで、親の身体がもたない。」ということを経験的に知りました。畑が荒れれば帰郷する意欲も下がることになります。これらは、農村コミュニティの10年後問題として捉えることができます。 
                     
                    そこで本プロジェクトでは、コミュニティの10年後問題を集落ごとに把握し、村の高齢農家に少しでも長い間現役を続けていただき、都市からの帰郷者へと村をつなぐお手伝いをし、都市からの帰郷者にとってのpull要因(らくらく・楽しく・仕事有り等)を増やし、農村コミュニティの持続可能性を高める作業を目的に実施します。 
                     
                    具体的には、高齢者の方が扱いやすいという点に配慮した、「新しい電動運搬車」と「らくらく栽培」システムを導入することで畑のバリアフリー化を実現していくとともに、地域住民の身体的特性を明らかにするための「体力測定の立案と農作業に携わる高齢者の日常行動調査法の立案」を行い、高齢農業従事者が楽しく生き生きと農業を営める環境構築を目指します。 
                    そしてその実現のために、コミュニティの状況を評価し、コミュニティ構成員一人一人が、自分たちの将来像を具体的にイメージし、展望していくことを可能とする「多次元集落点検法(仮称)」を確立していきます。 
                     
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