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フィールド・フォトギャラリー: No.1



「尾瀬ヶ原 背中あぶり田代 ミツガシワ」

 背中あぶり田代は,上田代(いわゆる「尾瀬ヶ原」の西部)の猫又川をはさんで反対(北)側に,地下水位が上昇したことによって形成された沼沢化型の泥炭地(湿原)です。泥炭地のでき方は,木道が設置されているいわゆる「尾瀬ヶ原」と同じです.広さは上田代の2/3ほどです。
  背中あぶり田代の西部では,千年から数百年前にかけて断続的にたまった砂礫層の上に,厚さ50−100cmほどの泥炭層が堆積しています。この付近では,ケルミーシュレンケ複合体(地表面が凹凸を示す微地形)の初期段階のものが一面に広がり,その中に,大きく蛇行した幅1−2m程の流路が数本みられます。6月には,ミツガシワの白い花がこの流路を埋め尽くします。
(1999年6月,相馬撮影)

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奈良女子大学 文学部 地域環境学コース
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