奈良の伝統的な食材である奈良漬をより幅広い世代に身近に感じてもらい、奈良の魅力をより高めるために、今日的な活用方法の検討、新たな感覚でレシピ開発を進めています。食物栄養学科の教員、学生を中心に有志のメンバーで取り組んでおり、今後レシピ集の発行を目標としています。
・プロジェクト始動のきっかけ
・奈良漬プロジェクトへの期待
・これまでの取組経緯
プロジェクト始動のきっかけ
本プロジェクトは大学発信型での始動です。
生活環境学部での研究の一つである「まちづくり」での活動学生スタッフが「奈良漬がもっと若い人にも楽しめるようになればいいね」と言った言葉。もう2年ほど前のことでしょうか。その後、文部科学省事業である「現代GP」に平成17年度に採択され、商店街や奈良まちをフィールドに授業で学ぶことができないプログラムを実施する土壌が学内にもでき、今年度より「奈良漬プロジェクト」を始動させています。
地元奈良漬製造業様のところに足を運び、最初は「奈良漬を利用したメニュー??」と不思議な感じで説明を聞いていただいたところも、最近では「参加させてください」と言っていただけるようになってきています。・・・
奈良漬プロジェクトへの期待
奈良漬プロジェクトは現代GPの一環で取り組みを行い、主として食物栄養学科の学生を対象としたものです。これはフィールドを超えて、奈良の伝統的な食べ物である奈良漬を対象とした取り組みです。学生と教員が奈良漬の今日的な活用方法を考え、新たな感覚でレシピ開発等を進めています。また、奈良漬の成分分析や、全国への普及状況、呼び名の違いなどの調査も行っています。このような取り組みはあまり実施されておらず、新たな教育的取り組みとして、食物栄養学科の学生に効果的な結果をもたらすと思われます。
同時にこの取り組みを奈良漬業者やホテル、レストランと共同して取り組むことで、奈良漬の新たな利用方法等に発展する可能性が高く、地域への貢献が期待できます。
奈良には世界遺産をはじめとする歴史的な文化財が多数存在しますが、どちらかというとそれらに頼っている側面が強いように感じられます。本学が取り組む現代GPでは、埋もれている歴史的資源を発掘したり、あまり注目されていない歴史的資源に新たな価値を見いだしたり、歴史的資源に今日的な感覚で新たな価値を付け加えようとしており、奈良漬プロジェクトもそのような考えに沿ったものです。
==現代GP教員コメント==
これまでの取組経緯
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