●さいごに
身代わり猿に関して、2つの説を考えてみました!
<説@>今も信仰が残っている
身代わり猿は、一年置きに新しいものに交換し、古いものは感謝の気持ちをこめて、供養にだすことになっています。お店や民家に吊るされている身代わり猿は新しいものが多いので、毎年きちんと交換されていると考えられます。となると、逆に古い身代わり猿は交換していないということになり、それはきちんと信仰していないことにつながります。
身代わり猿は、ならまち資料館や庚申堂周辺では、きちんと残っていることになります。
<説A>観光客のため
観光客目当てである可能性があります。理由としては、常に新しいものであり、販売されている形そのまま(5個つながっているもの)であるからです。観光客への見栄えの問題として、常に新しくてきれいなものにしているのではないでしょうか。ならまちの雰囲気作りのためであり、信仰として吊るしているわけではないのかもしれません。
いずれにしても、
ならまちに住む人々にとっては、「身代わり猿」は親しみのあるお守りであると考えられます。
お祭り(庚申祭り)も人気であったことからも、人々の庚申さんに対する親しみが感じられます。
柊鰯は、今もならまちによく残っています。全域にあるわけではなく、いくつかの家の塊でみかけることが多いので、もしかしたらご近所で固まってやっているのかも…。1つ見かけたら、周りにも目を向けてみてください。きっと見つかります!
ならまちは案外小さく、周りを見ながら歩いていると、あっというまに周りきれてしまいます(エ▽`)
小さな発見をいくつもして、私は幸せでした♪
ここで紹介しているもの意外にも、ならまちの家には、普段はあまり見かけない、様々な不思議なものがあります。何回行っても、素敵な発見に出会えるまち「ならまち」。
ぜひ足を運んで、たくさんの発見をしてください♪
おまけ
これらはどこにあるでしょう…?笑