部門

バイオハザード管理部門

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バイオハザード管理部門は生物に由来する危害全般を対象とした安全管理を担当しています。主な活動は、奈良女子大学理学部と生活環境学部で実施されている組換えDNA実験の実施管理に関して、組換えDNA実験安全委員会と連携した活動をしています。また、有害な動植物や微生物の管理にも携わっています。組換えDNA実験により作製される Living Modified Organism (LMO:遺伝子組換え生物)の使用は、国際的な規制の枠組みである「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ協定書」を遵守するための国内法『遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律』(いわゆるカルタヘナ法)に従わなければなりません。奈良女子大学で実施されている遺伝子組換え生物は、ほとんどが人体に無害な遺伝子のみを含む非病原性の大腸菌、真菌、藻類、キノコ類、シロイヌナズナ、線虫やマウスなどで、いずれも定められた封じ込めレベルでの研究に用いられています。一部に弱毒性の真菌類を用いた組換えDNA実験も行われていますが、より高い封じ込めレベルでの研究が行われています。組換えDNA実験の管理が厳重に行われるためには、実験に従事する教職員と学生がカルタヘナ法や関連する事項を十分に理解している必要があります。そこで、実験従事者を対象に毎年4月下旬に「奈良女子大学における組換えDNA実験の実施について」と題する安全講習会を実施して知識を確認して理解を深めてもらっています。 

【女子大】組換えDNA実験に係る各種様式

1.組換えDNA実験の申請をするとき

  1. 新たに組換えDNA実験の申請を行う場合
    (別紙様式1)組換えDNA実験申請書
  2. 以前に提出した申請の実験実施期間が終了していない組換えDNA実験の申請を行う場合
    (別紙様式2)組換えDNA実験継続申請書
  3. 以前に提出した申請の実験実施期間が終了した場合
    (別紙様式3)組換えDNA実験終了(中止)報告書

2.遺伝子組換え生物等の譲渡等を行うとき

  1. 遺伝子組換え生物等の譲渡等に係る情報提供書
  2. 遺伝子組換え生物等の譲渡等(譲渡、譲受及び委託)に係る情報の提供に関する届出書