奈良女子大学では、2014年「ロレアル‐ユネスコ女性科学賞」を受賞された稲葉カヨ氏（本学卒業生、現　京都大学副学長）から同賞賞金の一部を寄附されたことを受け、寄附金贈呈式及び記念講演会を6月11日に開催しました。
　稲葉氏は本学理学部生物学科植物学専攻を卒業後に京都大学大学院へ進学、その後、京都大学と米・ロックフェラー大学で免疫生物学の研究者として活躍されています。
　寄附金贈呈式では、稲葉氏から今岡学長に対し目録が贈呈されたのち、今岡学長から稲葉氏に対し、感謝の意とともに感謝状と記念品が手渡されました。その後行われた記念講演会では、多数の学生・教職員らが会場に詰めかけ、稲葉氏の研究分野である樹状細胞や女性研究者支援に関する講演に熱心に耳を傾けていました。
　今回の寄附金を基に本学では教育研究奨励賞を創設し、本学人間文化研究科博士前期課程から博士後期課程に進学する学業成績・人物的に優れた学生を表彰し、稲葉氏に続く学生の育成に取り組んでいきます。

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