奈良女子大学は奈良県吉野郡十津川村と包括的連携に関する協定を締結し、3月26日に本学において調印式が行われ、今岡春樹学長および更谷慈禧村長が協定書を交わしました。

　本協定の締結は、平成23年9月に発生した紀伊半島大水害により被害を受けた同村の復興に、室崎千重講師（研究院生活環境科学系）らが積極的に携わったことや、本学文学部が展開する「なら学プロジェクト」を通じ、寺岡伸悟教授（研究院人文科学系）と同村在住者および役場職員の方々が長年にわたる交流を重ねてきたことが契機となり実現したもので、今後、両者は十津川村の行う地域社会の活性化、産業の振興、教育･文化の振興および人材育成に関する事項や、本学が行う地域を志向した教育・研究および地域貢献事業などについて相互に連携･協力し、地域の課題に適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の創成・発展を目指していきます。