理事会・総会の開催

理事会・総会の開催

・理事会:
理事会は必要のつど招集し、次の事項を行う。
     1.総会の議案の立案及び議決事項の執行
     2.事業計画、収支予算案及び事業報告、収支決算書の調査
     3.その他この法人の事業に関し理事において必要と認めた事項

・総 会:
総会をこの法人の最高議決機関とし、通常総会及び臨時総会とする。通常総会は毎年九月にこれを招集する。臨時総会は必要がある場合に開催する。
     1.入会金及び会費の額の議決
     2.事業計画及び収支予算の議決
     3.事業報告及び収支決算並びに余剰金処分の承認
     4.理事長、副理事長及び理事、監事、評議員の選任

佐保会報の発行

佐保会報の発行写真

・佐保会は奈良女子高等師範学校第一期卒業生によって発足。

 

大正4年1月に、佐保会の機関誌「佐保会誌」が発行され、以後15号まで年1回冊子形式で発刊された。その後、「佐保会報」に名称が改められ、第2次世界大戦中の休刊を除いて、今日まで継続して発行されている。これまでは、年2回(7月,10月)発行され、佐保会の評議員会の議事録や現状・活躍状況の報告が記載され、また会員相互の情報交換のための重要な役割を果たしてきた。平成24年8月一般社団法人移行に伴い、代議員定時総会の時期が9月の最終日曜日に変わり、佐保会報の発行も8月と2月に変更された。会員の皆様のご寄稿をお待ちしています。

奈良女子大学との連携

奈良女子大学との連携

・佐保会奨学金

昭和33(1958)年に母校の創立50周年を記念する事業として、奨学金基金を佐保会員や当時の母校教職員から募集し、平成26年佐保会設立100周年の募金で基金を更に充実させました。 また平成6(1994)年からは、溝上泰子姉(昭和2年 家事科卒)の寄付によって東南アジア留学生奨学金も設立し、東南アジアからの留学生の勉学を助成しています。
昭和34(1959)年の第1回授与式からこれまでに奈良女子大学より推薦された人物、学業ともに優秀な1,000余名の学生に授与してきました。

・奈良女子大学新講堂の緞帳の寄贈

昭和58(1983)年新講堂が竣工され、この講堂の緞帳を寄贈しました。緞帳の原図は文化勲章を受章された佐保会員、故小倉遊亀氏(大正6年 国語漢文部卒)によるものです。「爛漫」と題されたこの緞帳は、毎年の入学式、卒業式のステージを彩り、後輩学生達への温かい励ましとなっています。

・奈良女子大学国際交流基金設立のための募金

母校創立90周年記念事業として、母校とともに、平成10(1998)年奈良女子大学国際交流基金募金会を結成し、「奈良女子大学国際交流基金」の設立に重要な役割を果たしました。

・母校創立100周年記念事業への支援

奈良女子大学では、創立百周年記念事業の一つとして「奈良女子大学基金」を創設しました。佐保会は、その創設に向けて、全面的に支援しました。

・奈良女子大学なでしこ基金への支援

奈良女子大学では、創立90周年記念事業の一つとして創設された「奈良女子大学国際交流基金」と創立百周年記念事業の一つである「奈良女子大学基金」を統合して平成26年に新たに「奈良女子大学なでしこ基金」を設立しました。それに対して佐保会でも、多くの会員が協力しています。

・母校創立100周年記念事業協賛のための佐保会特別記念事業の設立

具体的には、次の事業を企画しました。
(1)「人材データバンク」の設置
(2)「これからの時代にふさわしい女性の魅力ある生き方を求めて」に関するアンケート
(3)「一筆自分史」の編纂
(4) DVD「映像で見る母校百年史」の作成
(5)シリーズ「母校に集い、共に語ろう」の会の開催

・在学生と卒業生のつどい

様々な分野で、第一線にあって活躍している、あるいは、貴重な人生経験をした佐保会員と、現在勉学中の在学生との交流を意図して、この会を開催しています。女性の就労条件は現在にあっても、厳しい昨今です。同期生は勿論のこと、先輩・後輩を通じて共に励まし合い、助け合って自己実現を達成するための機会となることを期待しています。(第22回「在学生と卒業生のつどい」2016年7月1日開催を以って終了)

佐保塾の開設

佐保塾の開設

平成16年(2004年)からの国立大学法人化に伴い、母校奈良女子大学は、開かれた大学を基本理念の一つに掲げ、国際交流の推進と地域・社会への貢献に努めてきています。佐保会でも、大学支援の一環として、また社団法人としての役割を一層明確にすることを意図して、会員の他、地域の方々と共に社会的な諸問題を考え、文化・伝統を学ぶ場として「佐保塾」を開設しています。
   (1)地球環境を考える映画会 
   (2)講演会
   (3)クリスマスコンサート 12月
   (4)各種教室
 「コーラス教室」 コーラス指導には、土田景介先生(関西二期会会員)をお迎えしました。小学校唱歌から叙情歌、外国の民謡など、一度は口ずさんだことのある歌を、コーラスの輪に乗せて楽しんでいます。

 「書道教室」 西崎美也子会員(昭55年文国卒、書道サロン「筆硯得佳友」 主宰)を講師として、漢字と仮名を中心に習います。何十年振りかで筆を持つ人、ベテランの人、講師の快活な教えにそれぞれのレベルで、筆を持つ喜びを味わっています。(講師 2023年9月 川口登美子会員から交代)

 「古典を楽しむ」  山口裕子会員(昭42年文国卒、元帝塚山中学校・高等学校教諭、元帝塚山大学非常勤講師)を講師として迎え、「古典とお友達になりましょう」という講座です。
講師からのメッセージ:「文法が嫌いだ」なんて偏見を持たずに読んでみると、古文からは時代を超えて人の生き方や、考え方などが伝わってきます。 高校時代に学んだことがあるような、ないような、とっつきやすい古文を教材にして、そこに描き出された世界への興味、それを表現したことばの魅力をお伝えできればと思っています。 やがて、文法がわかってこそ読解が深められると実感でき「文法は嫌い」という先入観が消えていることを期待して。(2019年4月開講)

 「太極拳教室」 森田茂先生(日本武術太極拳連盟公認指導員)に師事し、簡化二十四式太極拳のレッスンに取り組みます。殆どのメンバーが初心者で、多少の戸惑いはあったものの、回が進むにつれ、太極拳の奥の深さに魅了されてきています。この様子については奈良テレビ放送の取材を受け、練習風景が地域に放映されました。(2023年10月を以って終了)

 「たのしい折り紙教室」 佐保塾ではすっかりお馴染みとなった三谷幸会員(昭23年 理卒)を講師として、4月には、「こどもの日」に因んだ折り紙を、また9月には「秋の風景」をテーマにした作品を制作しています。6月には、新しく堀井洋子会員(昭26年理卒、数学教育協議会折り紙サークル代表)を迎え、「星に思いをよせて」を題材にして、11月には、迎春に因んだ折り紙を習っています。(2014年6月26日を以って終了)

 「万葉講座(万葉あぢさゐ会)」 坂本信幸先生(奈良女子大学名誉教授、高岡市万葉歴史館長)を講師として迎え、わが国初の詩 歌集であり、日本文学の源流ともされる万葉集の世界を映像も交えてさまざまな角度から楽しんでいます。(2012年4月開講。2019年3月4日を以って終了)