奈良女子大学附属幼稚園について

 本園は国立大学法人奈良女子大学の附属幼稚園です。

 附属幼稚園の果たす役割について、私たちは次の3つのことを考えています。
  1.幼児教育の実践の場
  2.幼児教育の研究の場
  3.大学の学生教育と研究の場

 本園は、1912(大正元)年に発足し、百年を超える歴史をもつ幼稚園です。静かな住宅街の中にあり、園庭には木々が生い茂るとともに四季折々の花も咲き、虫たちもやってくるなど自然環境に恵まれています。日々の生活の中で、季節を通して自然と触れ合う機会を多く作っています。また、本園には長いすべり台や多くの遊具があり、子どもたちがのびのびと遊べる環境が整っています。

 本園は、幼稚園と小学校をひとつながりの教育の課程としてとらえ、子どもたちの成長と発達を見ていく「幼小一貫教育」の取組みを進めてきました。附属小学校と共に、平成21年度に文部科学省から研究開発学校の指定を受けて研究に取り組み、幼小一貫教育カリキュラムを完成させました。3歳から12歳までの長い、貴重な期間を、一人一人の成長を見通しながら教育を行っています。

 本園は大学の教育と研究の場としても重要な位置を占めています。奈良女子大学の学生が来て教育実習を行う場であり、大学の教員と学生の研究のための場でもあります。

 本園の教育・研究について、皆さまのご理解とご支援をいただければ幸いです。



教育目標

主体的に身近な環境と関わり、豊かな感性で自らの課題を解決していこうとする子どもを育てる。

<めざす子どもの姿>


めざす子どもの姿|生き生きとした明るい子ども・考えてやりぬこうとする子ども・美しくあたたかい心の子ども

教育の特徴

◎幼児が主体性をもって環境に関われるようにする
 安定した情緒の下で自己を十分に発揮しながら、与えられた課題ではなく、興味をもった物事や周りで起きた物事の中から、自らが選択して活動に取り組むことを大切にしています。

◎異文化の中で自己発揮し、多様性を楽しむ力を育てるための環境をつくる
 幼稚園内外で自分と関わる多くの人がいることに気付き、多様な人と関わったりいつもとは違う環境の中で過ごしたりする中で、自分らしさを発揮し相手の立場に立って物事を捉える力や多様な文化を楽しむ態度を育てようとしています。

◎その子なりの「めあて」と「ふりかえり」を繰り返しながら、ねばり強く探究する面白さを経験できるようにする
 物事に意欲をもって取り組み、自分自身のめあてに向かって挑戦し、熱中して遊び、発見や成果を喜ぶとともに、自分の行為を振り返り、工夫したり、問題を解決したりしながら、ねばり強く探究し続けることを大切にしています。

◎友達と互いの意見を尊重しながら、共通の目的に向かって活動する充実感を味わえるようにする
 友達と協力したり分担したりしながら、遊びや活動を進めていく楽しさや充実感を味わう中で、友達と知恵を出し合って問題を解決する達成感や、友達の良さや互いの存在の大切さを感じられるようにしています。

◎周囲の情報を取り入れながら自らの気付きや疑問を見つけ、物事を自分の事として捉えて活動できるようにする
 人やものとの関わりを通して感情を伴う多様で豊富な体験を保証し体験を積み重ねる中で、子ども一人ひとりが気付きや疑問をもちながら生活する態度を育てています。

◎周りの人や環境と関わったり出来事に触れたりする中で、感じたことをのびのびと表現する意欲を育て豊かな創造性を養う
 自然の面白さや不思議さに気づいたり、人と過ごす中で葛藤や達成感を味わったりするなど、生活の中で心動かす体験を大切にするとともに、豊かで多様な体験をもとに、一人ひとりの感じる心や表現する意欲を育てようとしています。



沿革 - 幼稚園のあゆみ

内容
1912
大正元年
奈良女子高等師範学校附属幼稚園として発足する。奈良女子高等師範学校の教育実習を始める
1945 3歳児保育を始める
1952 奈良女子大学文学部附属幼稚園となる
1953 「教育研究会」を組織し、幼児教育体制の見直しをする
「幼稚園キャンプ」を始める
1967 旧奈良市街より現在地に移転
1970 3歳児遊歩場が新設される
異年齢混合の保育を「なかよしクラブ」と名付けて、毎週土曜日に始める
1992 創立80周年を記念して、「だいすきようちえん」の歌ができる
1993
〜1994
園舎増築及び大改修をする
2002 防犯カメラ、非常警報ボタン、正門と通用門のインターホンを設置
2003 小学校へのなめらかな育ちを見据え、附属小学校との交流活動を始める
2004 奈良女子大学全学附属となり、また大学の独立法人化に伴い、「国立大学法人奈良女子大学附属幼稚園」となる
2005 国立教育政策研究所より「平成17年度 全国的かつ総合的な学力調査の実施にかかわる研究指定校」となる
2006 附属幼稚園・附属小学校・附属中等教育学校が、文部科学省より研究開発学校として指定され、共同研究が始まる
2008 幼小交流門の新設
2009 附属幼稚園・附属小学校が文部科学省より研究開発学校として指定され、共同研究が始まる
幼小一貫教育を行う学校としての取り組みを始める
防災道路の設置
2012 附属小学校への全員入学制度が完成する
2012 創立100周年記念式典を行う
2013 附属幼稚園・附属小学校が文部科学省より研究開発学校として指定され、3度目の共同研究が始まる
異年齢交流活動「なかよしタイム」「なかよしひろば」「なかよしラボ」の取り組みを行う
2014 2年保育4歳児と3年保育3歳児の定員を48名(2学級)とする
2015 2年保育コースを廃止し、3年保育コースのみとする
全学年1学級の定員を24名とする
2021 11月に創立110周年を迎える



構成

種別 年齢 学級 男児 女児
学級定員
3年保育 3歳児 もも 約24名 約24名  48名
ばら
3年保育 4歳児 ひまわり 約24名 約24名  48名
たんぽぽ
3年保育 5歳児 つき 約24名 約24名  48名
ほし
    72名 72名 144名


職員構成
職名 人数 職名 人数
園長 1名 副園長 1名
教諭 6名 養護教諭 1名
非常勤講師(3歳児副担任) 2名 非常勤講師(保育補助) 2名
非常勤講師
(音楽コーナー・絵本の部屋)
2名 教務補佐員(3歳児補助) 1名
事務員 1名 用務員 2名
(交代勤務)
用務員(おやつ) 1名 用務員(清掃) 1名



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