奈良女子大学生活観光現代GP学生による設計・発信>奈良市の元最高峰・国見山を登る
はじめに 国見山 田原の里 最後に 参考

最後に

 今回は「奈良の歴史と自然環境」の授業の一環として国見山を登り、田原の里を歩いた。初めに須山バス停で降りたときはあまりに整備された道路が目に眩しく、「山を登ろう」という期待が霧散してしまった。しかし実際国見山に登り始めたら初めて間近にみる茶畑の風景に心癒され、頂上から一望する奈良盆地に古代の平城京へ思いをはせた。
 この地域の文化財・史跡は「山の辺の道」と比べるととても多いとは言えないし、一つ一つが離れているので見て回るのには疲れる。一方で田原の里の文化財・史跡が何もなく観光客も全くいない道を歩くことで、なにげない山々や茶畑、田園風景の素朴さに観光客ばかりの他の観光地にいるときとはちがった落ち着いた気分を味わえることが良い点だろう。



反省

 一番の反省点は野帳を持っていかなかったこと。次に地図を人任せ(先生任せ)にして歩いたこと。デジタルカメラのSDカードの容量が足りなかったこと。そして田原が舞台になった河瀬直美監督作品『殯の森』を見ていないこと。
 なぜならレポートを作成するにあたって記録していないため記憶をたぐるしかなく、おまけにSDカードの容量不足で撮れなかったものも多かった。最後の『殯の森』については、前もって映画を鑑賞することで、田原の里が『殯の森』をどのように扱っているのかが探れたかもしれないからだ。実際は田原の里で『殯の森』のポスターは1枚程度しか見なかったので、あまり気にしていない感じもした。