奈良女子大学生活観光現代GP学生による設計・発信>奈良市の元最高峰・国見山を登る
はじめに 国見山 田原の里 最後に 参考

田原の里
太安萬侶の墓からみた田原の里
茶畑2

国見山から下って田原の里へ入ると、そこにはかつての日本でよくみられた里山の風景が広がり、なんだか懐かしさを感じる(とはいえ筆者はかろうじて昭和生まれなだけなので実際には当時の里山を見たことがない)。
農耕車に注意
 
左の写真は竹西農園「遊茶庵」。
写真をみてわかるように、ガラス張りの部屋で天井がない吹き抜け状になっている。見た瞬間、中で休んでほっこりした気分になりたくなる。庵のなかは自家製の茶葉などが並び、建材の木肌から暖かな雰囲気が漂う。

集落を歩いていると、一本だけ他の樹よりもにょっきっと伸びている樹がある。「田原やま里博物館 散策マップ」では奈良市指定文化財・天神社の横に大きな木のイラストが描かれている。神社の境内に入って樹の根本のあたりを見ると、太い樹から別の樹が生えているようにみえてとても不思議な樹だ。

太安萬侶の墓への案内たぬき たぬきの案内で史跡 太安萬侶墓へ
太安萬侶墓は茶畑の一角にあるため、辿り着くには急斜面を登らなければならない。墓には写真のような案内板がたっているが汚れており、おまけに左の墓誌の資料も薄くて読めないので、そろそろ新しくするべきだろう。
太安萬侶墓は墓自体よりも、斜面を登りきったところから見る田原の里の風景の方が感慨深い。
 

12月初旬、里のあちらこちらに柿の木があり、どの木も熟しきった実がなっている。なんとものどかな風景だ。
落ちている枝から柿をもいで食べてみたところ、とろけるような舌触りでとても甘かった。しばらくすると渋みが口中にまわり、ひどい目にあったが…
帰り

日もとっぷり暮れた頃になり
17:18田原横田バス停からJR奈良駅に乗って帰る。その次の便は18:20で最終バス。