大学案内

三つのポリシー

 

【奈良女子大学のディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)】

                                                                   2017年3月 改定

 女子大学という特色をもつ本学は、学生の皆さんが、男女共同参画社会をめざしつつ、地域に根ざし、あるいはアジアをはじめとする国際社会に羽ばたいて、よりよい社会の実現のために貢献できる人に育つ場です。そのためにはまず、大学ならではの各自の学びを究め、高い専門的能力を身につけることが必要です。それと共に、それぞれの専門性が高度に分化しつつ急速に発展している現代社会に生きる人間には、そもそも「よりよい」とは如何なることかを常に問い直すことのできる深い教養と、自らの専門性を異なる布置や文脈に位置づけ直し、新たな知や価値を見出すことのできる創造性が求められています。
 以上のような人になるべく、所定の期間在学して学び、各学部等が単位等に関して定める所定の要件を満たした学生に、本学は学位を授与します。

 

【奈良女子大学のカリキュラム・ポリシー(学びの道筋)】

                                                                 2017年3月 改定

 奈良女子大学では、「学位授与の方針」を前提として、一人ひとりの学生がそれぞれの関心や志望に応じて、教養教育、専門教育、キャリア教育を有機的に組み合わせた学びの道筋をたどります。
 教養教育は、大学での探究に必要な「人間の生や生活、社会や自然に対する瑞々しい問い」、「人類が集積してきた知識への体系的な理解」、および「柔軟かつ論理的な思考」を確立するための学びです。従って、専門基礎教育とは異なり、高学年次に至るまで、在学期間全体を通じて行われるべきものです。その指針は特に「奈良女子大学的教養――5つの問いと7つのアプローチ」にまとめられています。広義の教養教育の中には外国語教育、保健体育教育および情報処理教育も含まれます。
 専門教育では、大学における高度な学術的探究に触れ、自ら参加することを通じて、それぞれの専門領域における学識を深め、探究の能力を鍛えます。
 キャリア教育は、自己を省みつつ未来を展望し、社会での活動に求められる実践的な能力を身につけるための学びです。
 これらのいずれの学びの領域においても、学生一人ひとりの個性が尊重される少人数教育が可能な本学の環境を十分に活かして、講義と演習、実験、実習といった授業形態を、それぞれの目的に応じて組み合わせてカリキュラムが構成されます。
 講義では、探究の基盤となる知識とその構成原理を学び、さらにそれらを問い直す力を養います。
 演習、実験、実習等では、総じて自ら能動的に探究に従事することを通じて、より深く学びつつ、実践的な能力を身につけます。

 

【奈良女子大学のアドミッション・ポリシー(本学を志望する皆さんへ)】

                                                                 2017年3月 改定

 奈良女子大学では、大学での学びに関する以下のような考えに基づき、それにふさわしい学生を求めています。
 大学とは知を創造する空間です。真理を明らかにし、善や美を問う探究の場です。大学での学びはその探究と不可分であり、学生もまた探究者です。奈良女子大学で人文社会科学・自然科学・生活科学を学んだ学生が、現代における諸問題の解決を通して社会に貢献する道も、この探究とともにあります。
 このような考えに基づき、学生一人ひとりの個性が尊重される環境で、それぞれの関心に応じた教養教育と基礎教育、そして専門的な研究を通じて自ら探究することを、奈良女子大学は伝統としてきました。この奈良の地で、共に探究に挑む気概と能力をもった学生を私たちは求めます。
 探究に必要なのは、人間の生や生活、社会や自然に対する瑞々しい問い、これまで人類が集積してきた知識への体系的な理解、およびそれらに立脚した柔軟かつ論理的な思考です。問い・知識・思考を培う豊かな学びを大学入学までに体験した皆さんと共に探究に臨みたいと、私たちは願っています。
 大学入試にあたり、上に述べたような探究に必要な能力の基礎を、高等学校段階までの学びの成果としての学力を試験することによって、私たちは評価します。そこでは、諸学の知識はもちろんのこと、それらを関係づけ活用する力が求められます。また、探究への気概や問いを立てる力、そして潜在的可能性などをみる選抜方法も工夫しています。本学の多様な選抜方法や各学部での出題内容には、私たちが求める学生へのメッセージが込められています。
 共に知を創造する仲間としての皆さんに会えることを、私たちは楽しみにしています。