このプログラムの目的
質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)とは
平成20年度より文部科学省で新規に開始されたプログラムで 各大学・短期大学・高等専門学校から申請された教育の質の向上につながる教育取組の中から 特に優れたもの(GP)を選定し、広く社会に情報提供するとともに 重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質の保証、国際競争力の強化に資することを目的とするものです。
本学の取り組みは平成20年度「教育GP」に採択され、3年間の助成を受け活動します。
背景、社会的ニーズ
少子高齢化が急速に進む我が国で、将来にわたって活力ある社会を継続していくためには、 これまで以上に男女共同参画社会の実質化が求められており、理工系での女性の優れた人材育成は重要な課題です。 また理学部に対しては、専門知識を深化させるだけはなく、「変化への対応力をもった人材」や 「研究者・技術者と社会との間のコミュニケーションを促進する役割を担う人材」の育成が求められています。
活動の目的
この取り組みでは、理学部の基礎的知識を身につけた本学の学生を、理学部で実施する地域貢献活動に能動的に参加させることで、 学生の専門の勉学へのモチベーションを高め、広い視野、論理的思考、豊かなコミュニケーション能力、 問題解決能力をもった理系女性人材育成を図り、その結果として前項のような理学部に対する社会の期待に応えることを目標としています。
この実践的な「理系女性リーダーの育成」というポイントが高く評価され、今回「教育GP」の一つとして採択されました。
取組概要
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具体的な取り組みについて
この取り組みでは、学生能動参加型授業(サイエンス・オープンラボ)を開講します。 主として3回生が受講するサイエンス・オープンラボTでは、学生は自身の持つ専門科目の知識を基盤として、 自ら立案・企画し、小中高生や一般市民に対して最近の専門分野の内容を教え、実験提示します。 前年度の単位取得者が受講するサイエンス・オープンラボUでは、学生は理学部5学科の共催体制による専門分野を越えたアクティブ連鎖に加え、 学年や年度を越えたアクティブ連鎖を体験し、理系のリーダーとしての資質を身に付けます。
さらに、授業での学習・経験・反省を生かして、毎年奈良県で開催されている「青少年のための科学の祭典・奈良大会」などの地域連携活動に積極的に参加させます。 教員は理学部の地域貢献活動としてのレベルを保ち、また学生リーダーとしての資質の育成を目指しながらも、学生の主体性に配慮した指導を行います。 授業の最後に学生と教員がアンケート結果等を元に討論会を開催し、本授業を総括します。
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