大学改革シンポジウム「伝統工芸とデジタル技術の融合について」を開催しました
令和5年1月9日(月・祝)、国立大学協会及び奈良市との共催により大学改革シンポジウム「伝統工芸とデジタル技術の融合について」を開催しました。
奈良女子大学は令和4年8月に奈良市との間で地域の産業振興に関する連携協定を締結し、同年4月に設置した工学部工学科の有する知的・人的・物的資源等を有効活用することにより力ある地域社会の創造に寄与することを目指しています。
シンポジウムでは産業活性化の取組のひとつである伝統工芸とデジタル技術の融合に関し、先進的取組を実践している宮城大学 土岐謙次教授を講師に招き、一部に乾漆を用いた自転車の紹介等、環境への配慮が求められる現代社会において自然素材を扱う技術としての漆や工芸品を汎用化・一般化する方策について知見が披露されました。
シンポジウム内では奈良女子大学工学部の紹介のほか奈良市観光経済部産業政策課より伝統産業政策の現状についての報告、奈良教育大学山岸公基教授より美術工芸史の視点からの話題提供もなされ、奈良国立大学機構傘下の2大学と自治体とが組織や分野を超えて共に考察し、刺激を与え合う好機となりました。



