奈良女子大学文学部言語文化学科
ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

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Q1 英語学・言語学とは、英語の勉強でしょうか?
A1 もちろん多様なケースにおける英語表現を扱いますから、英語の力は必要です。しかし英語学は、高校までの英語の勉強とは大きく違います。上の担当教員の専門分野を簡単に言い換えると、英語学・言語学のテーマは、「言葉はなぜ通じるのか」と言うことです。人間の心の内容が、声や文字という知覚できる情報になって、他者の心に伝わるというのは、実に不思議なことなのです。そのメカニズムの解明が最終目標です。だから、理系に近い情報科学や心理学とも重なってきます。
Q2 文学研究とは、何をするのですか?
A2 ある文章を読んで感動するというのも、考えてみれば不思議なことです。ある作品を読んだ人の人生が変わってしまうような体験も珍しくありません。そのような感動の背景には、その作品を生んだ人と読む人の背景になる文化、その人が生きた社会や時代の環境など、さまざまな要素があります。何より大切なのは、その作品を作っていることばです。外国語を緻密に理解する力と外国文化への深い知識を身につけることで、文学研究の世界が一気に開かれます。大学の4年間では、文学テクストの「感動」のメカニズムに迫る、根本的な力を養います。
Q3 語学力がつきますか?
A3 講義形式の「概論」「特殊研究」、実際にテクストを細かく読み解く「講読」「演習」のほかに、コースには「コミュニケーション」という授業があります。これは外国人教師による実践的な語学クラスで、英語では「会話」「作文」「ディベート」「ブレゼンテーション」の四種類のクラスが開かれています。ドイツ語・フランス語では「会話」「作文」の二通りです。一学年20〜30人程度という、奈良女子大学伝統の少人数教育で、徹底的に鍛えますから、まじめに取り組む学生は驚くほど力が伸びます。 また海外の大学では常識である、複数の外語の習得も珍しくありません。コースでは、どんな授業に出ても自由ですから、英語とドイツ語、フランス語の達人になる学生も出てきています。
Q4 卒業論文は必要ですか?
A4 必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。
Q5 留学はできますか?
A5 欧米各国に提携大学があります。詳しくはこちらをご覧下さい。




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